ようやく流れがわかってきた。チームの仕事は開発プロジェクトの設計なわけだが、そのために事業側と中身を詰めたり、開発計画の予定を眺めて順番を決めたり、人を決めたり、プレゼンの準備をしたりといろいろしないといけない。いきなり失敗もした。自分の文言一つ、発言一つで後ろに大きく影響するのだということがわかった。いわゆる上流行程に位置する部署で仕事をしているので、望んだ結果にはなったわけだ。もちろんこれで終わりではない訳だが、後行程がいかにやりやすいようにやるかというのも一つのテーマになっていくだろう。 エンジニアではなくなったのでコーディングはしないわけだが、当初は不安を持っていた。自分でものをつくれないのはどうかと。でも他の製造業を見ると、一人で車や冷蔵庫を作れる人はいないわけだ。そのくらいならまだしも、橋とかエレベーターとかロケットとか、電車の運行システムとか、世の中には一人ではつくれないものはたくさんある(一人で作る必要もない)。自分は自分一人で何か作り上げるよりも、自分だけではつくれないものをつくりたいと思っているのだとわかった。 とりあえずの目標として2016年までに一流のシステム企画屋になろうと思う。その時期が近づいたら、システム企画に何を掛け合わせていくか考えよう。