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11月, 2016の投稿を表示しています

マネジメント不在と殿様マネジメントと

弊社からまたベテランが去るらしい。 10年近くもさまざまな領域を支えてきた人がいなくなって、その知見はちゃんと組織に残されているのだろうか?と他人事ながら不安になる(これを他人事にしていたらいかんのだろうが)。組織に知見を残していくって、去る人にメリットというかそうさせる何かがないと絶対やらないな、というのをここ1年くらいで痛感したので。大して報いてもくれないところには掛け捨ての付き合いになる。まあプロなんだからそれで悪いこともないだろうが、何か残してやろうという気にさせる、もしくはそうしなければならないように追い込むには仕組みが必要だなー。 目先の利益を考えたら1プレイヤーとして動いた方がいいに決まってるが、それじゃあ新メンバーとの知識差が広がる一方だ。 電通で1年目の女子社員が死んでから、労働環境も相当きついことになっているらしい。22時に電気が消えても取引先やカフェで仕事をしているってのはまあ聞こえてくるが、社内にいないから残業代も出ないようになったとか。給料的になかなか笑えない状況だと。まあ30前後の話だからそれ以上の人はどうか知らない。 電通とかみたいに残業で稼ぐ会社って、残業代という人参がなくなると悲惨だなと思った。成果で稼いでいるわけじゃないから、いざ残業代が取り上げられるとなんでこんなことやってるんだろうっていう業務ばっかりなんだろうね。仕事って言うか作業だよな。 弊社と電通の環境は違うが、マネジメントの無さっていう意味で共通している気がする。うちはマネジメント皆無、電通は殿様マネジメント。城繁幸さんはナイスな命名をしたな。殿様マネジメント。でもその通りだよね。殺されても話すな、って給料いいから下ががんばるだけで、上司的な仕事は何もしてないもんなー。同じようなスタンスで臨んでたすき屋はバイトいなくなったし。電通とか商社とか、残業代なくなったら仕事辞めたいっていう人多そう。そんな働き方はしたくないが。 日本企業に本物のマネジメントはあるのだろうか。うちに不在なので非常に気になる。ちゃんとした企業には管理職研修があるとかいうが、じゃあそういう会社ではマネジメント利いているのかよとも思うし。。商社も銅取引でやらかしたり、メーカーなんか偽装の嵐だし。プロとしてのマネジメントってどういう形なんだろう。どこにそんなのがあるのか?やはりスポーツとか、軍隊なのだろう

脱力感

なんか無力感、脱力感を覚えるなー。1年前、それ俺が提案してたじゃんということが今更ながらぽつぽつ話題に上り始めてきて、ほれやっぱり元の計画では無理だったじゃないかというところから来ているのかしら。そうだとすると嫌味な奴だと思うが、1年前にしっかりディスカッションして計画を立てたわけじゃなくなんとなく現状維持でやり続けた結果、やっぱり厳しいねとなっているからガクッと来ている気がする。俺が孤軍奮闘していた日々はなんだったんだよという。 この1年でベテランのPSさんが抜け、スーパースターも抜け、営業からの要求も厳しく開発リソースも思った以上にひっ迫している中でようやくこれまでのやり方じゃだめだねと気づいた意味ではよかったものの、ここまでこなけりゃ気づけないってここは日本軍か?と思ってしまう。戦力の逐次投入によって挽回不能なところまで来てしまうという。やるならまだ引き返せるときに決断するしかなかったのに。もうだめだと誰もがわかるときには遅すぎるんだよ… ベテランPSさんが言っていた「このグループはマネージャーが何をマネジメントしているのかわからない。何に責任を持っているの?」と言っていたが、あれから1年以上たって何も変わってない。組織が学習していない…こうやって組織って死んでいくのかな、と思いながら日々過ごしている。だんだん上司のあたりも強くなってきたし。で、逃げられる人は逃げちゃうからな。提言なんてしない。何かあったら言って、ってすごい虫のいい話なんだなというのが身に染みてきた。見返りがなきゃそんなことしてくれないんだ。火の粉がかかってくるかもしれないのに。 俺ならどうするか、っていう計画は1年前に立てたが、もう実行することもないだろう。 誰も傷つかずに変えるなんて不可能なんだよ。変えるってのは自己否定なんだから。これまでの実績も何もかも「そんなの知らねえ。関係あるか?」て言う覚悟がなきゃ何も出来んわ。

言うべき時に

マネジメントって、言うべき時に言うべきことを言うのが基本だと思うのだが、そうでもないのかね。言わないことで気づきを…みたいにいう人もいるけど、気づきより、何であの時言わんのだ!としか思わないんじゃないかね。外国人だと面子を重んじたりするわけで、わかっているならい言えよ!は信頼を損ねる。 色々聞いてみると上に不満たっぷりだったりするし。気まぐれに言ったり聞いたりしてると誰もなにも言わなくなっちゃう。 マネージャーは何をマネジメントしてるの?と自問しないといかんな。

落ち着いてきた

どたばたの日々がすこし落ち着いてきた。もともと9月から異動しようと思っていたのを来年1月からにしてもらっていたが、2017年からはガラッと環境を変えて再スタートすることになりそうだ。 30歳を迎える年にふさわしいというか、30代はさらなる飛躍の時期にしたいところ。結婚もして、子供もできて…となるだろうから、今までとは全然違う生活になるのだろう。 9月の半ばから自分の仕事観を振り返っていた。強制的にこのような時間をつくってみて思うのは、 やはり特定の業界に強烈な思い入れがあるわけではないということだ。何か自分であれをしたい!これをしたい!(たとえばAIとかドローンとかVRとか、はたまた地域再生とか起業とか)という熱量があるわけではなかった。好みはあるが、起業するような人の熱量とは比べ物にならないレベルだ。 世の中に何がしか正のインパクトを与えたい、これまで硬直して変わらなかったものに変化を与えたい、不便を解消したい、といった欲求はある。それが今の自分から見るとインターネットで、インターネットによって世の中をもっと便利にしたい、というくらいの志向はある。 それに加えて、自分が知的興味をひかれる領域、こんなものがあったのか!こういう考え方があるのか!これが消費者に聞くのか!みたいな驚き・発見が得られる仕事がいいな、という感じ。かつ、スピードが速いこと。1年間にできる仕事がたくさんあるほうがいい。一つのことをやるのに5年10年、というのは飽きてしまうな、と思う。世の中の変化のほうが今や早いんだし。 ・世の中をより便利にしていくこと ・自分が知的興味をひかれる、発見があること ・変化のスピードが早く、飽きないこと こんな感じだろうか。あとは待遇だ。 こういう風に考えるようになったのは、押井守の仕事観を知ったのが大きいのかもしれない。彼もかつては自分の理想とする映画だけをつくりたくて、天使のたまごとかやっちゃって干されたが、自分の理想像を実現することだけが映画監督じゃない。人の脚本でも自分好み・自分の味に仕上げられれば映画監督として自己実現できるということに気づいて、今では人の企画・脚本でしかやらないと決めたそうで。これって、プロサラリーマンとしてもいい働き方だなと素直に思った。 そう感じるんだから自分にマッチしているのだろう。今後、どういうものや業界が波に乗るかはわからない。

疲れやすい

最近本当に疲れやすい。気力が充実していない。エネルギーが切れている感じ。だから疲れるし、体調も崩す。なんか吹けば飛ぶというか、押したら倒れるような状態になってる。毎年年末は体調崩しやすいが、今年は特にそうだな。 自分が飽きっぽい人間に成り果てていないか危惧している。一つの仕事を2年続けたら飽きる、みたいな状態になってしまうとまずいんだが。そうではないと思っているけど、せめて3年くらい興味が続いてくれ。 日本ハムの陽がFAを決めたことに非常に親近感を覚える。陽は同学年なので特に。日本ハムのシステムもよくわかっている。それで育てられたし、今後若手を伸ばしていきたい方針もわかる。でもこのチームに自分の居場所がないと感じて出るしかないと思ったと。日本ハムは日本一になったのにそんなことをするのかという人もいるし、日本一のチームから出るなんて!という人もいる。たしかに今広島や日本ハムから出るなんてどうかしてるかもしれない。でもそこに自分の居場所がない、必要とされていないってプレイヤーとしてはキツイものがある。今はあっても将来確実になくなることが目に見えてたら、来てくれ!て言うところに気が移るのも当然だよな。かつ、もっと高いお金出すよというのなら。しかし金が下がったとしても出る人は出るだろう。プロ野球選手にとっては、一軍で試合に出ることが全てだ。ベンチに座ってるだけでいいなんて!て考える奴はいない。そんなことには耐えられない。 今の自分もそんな感じかも。結局、エースが戻ってきてみると、ああここはエースを中心としてこれまで通りまわしたいんだなと感じた。エースがいない間にいろいろ提言してみても、変える気はないんだと。慣れ親しんだ仲間と方法でやりきるつもりなんだと思った。自分はそれが嫌だ。やっぱりここにいるべきではないということか。かつ、最近はそもそも大外に飛び出すべきではと思ってきた。ちょっと離れてみても今の事業部には大きく関わるし、日雇いレベルの仕事のやり方が大きく変わるわけではない。なにより待遇が劇的に伸びるわけでもない。それを自分が望むのか?という風に思うと、ないな、と。 仮にそれで失敗したとしても、1回チャレンジするくらいじゃないと長い目でみたときダメだと思うし。 そりゃー最初に入った会社には愛着ある。新井や山口が泣く気持ちはわかる。でも、だったら出る