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6月, 2016の投稿を表示しています

会社がすごくても…

例の大企業出身の派遣おじさんがさよならになった。 嬉しいと同時に、非常に示唆的な3か月だったなと思う。40歳を過ぎてこうなってはならない、という反面教師のデパートみたいな感じだった。 まず見た目。禿るのは仕方ないとしても、やっぱり体型はある程度維持したい。そして清潔感。フケは本当にいけない。ジャケットの肩がフケだらけで周りの女性陣はしかめ面をしている。 そのジャケット。ていうかスーツか?毎日同じのきてない?という疑い。臭うし。なぜか袖は擦り切れまくり。なんでそうなるのか。袖で靴でも磨いてるのか。 これだけでもだいぶつわものだが、一緒に昼食べに行ってさらに驚いた。異常に食べるのが遅い。これはうちの会社が異常に早いということもあるが、周りに少しは合わせろよ。それだけならいいが、食べ方が汚い。ぐちゃぐちゃにすな!あと、口に物を入れてしゃべるな!なんでそんなに物が飛ぶんだよ。(一緒にいった女性の同僚も二度と行きたくないといってその後断っている) 飯がまずくなるわ。 仕事以外でもこんだけある時点で既にマイナスからのスタートだなと思わされる。本当に気を付けよう。 そして仕事面。人の言うことを聞かない。真正面から反抗するわけではないが、言い訳する。 俺を舐めてるのかな?と思ったが、その上の人にも言い訳していたのでこの会社を舐めているらしい。メモも取らない。全部覚えているならいいが、結局全然覚えてない。 そしてメモ取れというと言い訳する。質問がなんかピント外れ。それを聞いて何をしたいのか?が見えない。こっちにどう動いてほしいかの意図が。 質問しなかったりもする。自分がどこがわからないのか、をわかってない?だったらせめてわかんねーと思った時点で聞けよとおもうが。 話が長い。3分で説明しろと言ってもできない。まず背景から、目的、Todoに入れと言ってもできない。文章も長いので半分にして言いたいことを言えといってもやらない。こっちは大企業と違って時間がないんじゃ!MTGを2時間やる会社とは違うんじゃボケ! 20年近く日本の大企業で仕事してきて、成功体験もあるだろうし自信もプライドもあるだろうと思う。 この会社でもそれを活かすことはできるだろう。 でも、活かすためにもまずはフィットしなくちゃいけないんではなかろうか。 ヘッドハントされて上司の椅子に座ったわけでもないのに、働き方・意識が上

企画か開発か、なんてレベルではない

最近いくつか面白い求人オファーが送付された。 外資系の何がしかのリーダーポジションだが、こういうのを送付されてうれしい反面、詳しくジョブディスクリプションを読むと暗い気持ちにもなる。こういうオファーを受けるような経歴になったんだなーとも思うが、ジョブディスクリプションを読むと、自分はほんとにこれを満たすような人間かよ?とも思う。(全部を満たすやつなんていないのはわかっていて書いているとも聞いたが) 自分のキャリアとして、開発/企画という大きく2つの種類の仕事をしてきた。で、それぞれの仕事を評価されているわけだが、最近送られた外資系のリーダーポジションを見ていると、どっちの経験ももっと積んでおかないと全然話にならんのではないかと思うようになった。自分に話が来るような外資は歴史も浅く、なんでもやらないといけないところが多いのでどっちかしかできないというのは困る。その上でマネジメントもしないといけないのだ。 オファーの1つをGoogle翻訳するとこんな感じ(そのまま載せると問題ありそうなので) 具体的な責任は次のとおりです。 開発し、日本の大/アンカーの売り手に売り手オンボーディング・サポートを提供 ビジネス開発/アカウント管理/マーケティング/顧客体験チームや新製品や既存製品の他の内部部門間で製品の統合に関連するエンジニアリング問題を伝えると座標 連絡先の地域の製品に関する地点うと技術的な問題のトラブルシューティング、バグレポートをエスカレート、顧客の問題を特定し、創造的なソリューションを開発 動員し、クロスファンクショナルチームをリードし、スケジュールするために管理し、成果 統合計画にビジネス要件を変換 各製品のビジネス要件と目標に基づいて、ビジネスや運用要件を特定します 識別し、問題、リスクおよび機会を明確にし、かつ、必要に応じてエスカレート 戦術的な活動への戦略立案から製品ライン全体のライフサイクルを管理します RFP(提案依頼)/ SRS(システム要件仕様)を提供 製品の潜在的なパートナーとの関係を分析します 外部パートナーとのビジネス交渉に従事する 潜在的なパートナーとのドライブのパートナーシップの議論 要件: 柔軟でダイナミックな、速いペースで、結果が向い組織で作業し、繁栄することができます。 能力、仮想および多国籍チームで働く

金で人の本性が見える?

勤めている会社が金融系でもあり、その中でも自分は今消費者信用(要するにクレジットカード)の仕事をしているので、定期的に債権回収の仕事がある。債権回収といっても金払ってない人に電話するだけだが。半日で200人くらいの電話をかけるわけだが、2年くらいやってきて、いろいろな人がいるなと感じている。本当にいろいろな人がいる。その中でも「こうはなりたくない」という感じの人は特に印象に残る。 電話をかけている相手は皆金を払ってない人なので、事情はあるものの基本的には申し訳なさを感じてしかるべき人だ。しかし借金は追い込まれれば借りたほうが強いというか、こっちが下手に出りゃ付け上がりやがってという人はまあいる。男はこちらに難癖をつける・態度が尊大で、女はヒステリー。これがだいたいのパターンだ。職業も女は無職(主婦含む)、男は中小企業の役員以上っていうのが多い。 なんで職もあって入ってくる金もあるのに金が返せないかね、と思ってしまうがキャッシュフローはあっても出ていく方が多ければそうなるのか。何でこういう風になるのだろう、と感じつつ電話をかけている。何がつまづきのきっかけだったのか。本人は躓いたと思ってないのかもしれないが、このレコードは一生残るし、こっちはお前の名前も住所も見えてるんだぞと思うんだけどなあ。 貧乏でも人は幸せに生きられるとは思うが、悪い借金は人を変えると感じる。借金が悪いのではなく、負いきれないリスクを背負うのが悪いのだ。それは、リスクの計算が甘い(もしくはやってない)か、初めから逃げてやろうと思うからだ。金の切れ目が縁の切れ目というけれど、なんで金関係で人の見方が変わってしまうんだろう。本性が見えるから、だとは思うが、金関係で明らかになる人の本性って何だろう。

懐かしい映画を観た

『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』と『イノセンス』をものすごく久しぶりに観た。 社会人になってからは初めて観たかもしれない。およそ6年ぶりくらいだろうか。学生時代はセリフを覚えるくらい見たが、どちらも10年以上前の映画であるのに、(個人的な思い入れもあるだろうが)全く古くなっていない。CGなんかは今の方がきれいになっていたりするんだろうが、映画としての構造がしっかりしていると感じた。 個人的には『イノセンス』の方が好みだな。押井守が好きということもあり、漫画の攻殻を踏襲した前作より、押井節がさく裂した『イノセンス』の方が好き。少佐のキャラクターにあまり思い入れがないし、男の立場からするとバトーとトグサが主役の後者の方がいい感じ。 二人が電脳を通じて検索した格言なんかを言い合うシーンなんかは、ここ最近のSNSにおけるシェア、リツイートの習慣を踏まえると、なんとまあ時代を先取りしていたのだろうと思う。 自分のオリジナルの言葉なんかいらない。何を引っ張ってくるかでその人の言いたいことは表現できるというのは。それをやっているのがほぼサイボーグであるバトーっていうのもね。体もつくりもの、言葉も誰かが昔言ったものという。で、そういう悩みから解放されているのが神と人形と動物っていうことなんだな。

呼ばれたら、飛び込めるか?

今会社を辞めて、会社を起ち上げろと言われたら、当たり前だけどできない。やったことは当然ないし、やるために何が必要なのか見当もつかない。 では、小規模ベンチャーに「開発担当としてきてくれ」と言われたら?自分は開発担当として動けるのだろうか。ビズリーチなんかではよくCIO, CTO候補でーみたいなメールが来ているが、自分はそういう働きができるのだろうか。そもそも、何が必要かってわかっているのだろうか。全然わかっていない。そういうところ行かないからと思って、真剣に考えてなかった。 別に今いかなくてもいい。でも、自分はいつ会社がつぶれても生きていけるような人間になりたかったのではなかったか。日本航空の人みたく、つぶれたのに闘争を仕掛けるんではなく、倒産しても八百屋をやっていけるような人間になりたいと思ったのではなかったか。そしてそういうキャリアを積んでいこうと思ったのでは?たしかにちょっとずつそういう風にはなっている。でもそのスピードで大丈夫なんだろうか? 日本人シェフが海外に修行に出るときは、無給でもいいから働かせてもらうんだそうだ。最初にいいところに入り込めれば、そこでいい仕事をする自信はあるし、それを活かして自分の店だったり、のし上がったりする自信があるということだ。 野球の世界でも、ムネリンはマイナー契約で今も行ったり来たりだし、青木なんかも身体検査なんかされても海を渡った。そういえば野茂もマイナー契約だったな。それでも海を渡った。彼らは経験を買うというより、そこでプレーすることがある意味ゴールでもあるけど。(もちろんそこで結果を出すことが最終的なゴール) 自分は今の会社で少しずつでもそういう経験を買う動きをしていると思っていたが、足りているんだろうか?その経験は何のため?どういうイメージを達成するための経験なんだろうか? いつだったか吉岡さんが書いていた、「DECで最初に希望退職を募られたとき、退職希望を出すことができなかった。外で何ができるかわからなかったから。」みたいな心境。それはわかっていたつもりだったが、あくまでも1プレイヤーとして、だったかもしれない。経営者として、ではなかった。まだまだ、自分より厳しい人の多い場所にいって、揉まれることで成長しようと思っていた。 無人の荒野を行くという発想ではなかった。サッカーならJリーグではなくヨーロ

本の読みかえし

引越し先に全然私物を運べていないこともあり、ほとんど週末ごとに帰って実家から荷物を取ってきている。 冬物衣料はまだいいとして、問題なのは本である。実家もいつまであるかわからんので、少しずつ持って帰っている。で、読んでもうこれはいいやと思うものは少しずつブックオフに売っているのだが、こんなもの買ったっけというのがあって楽しい。社会人1~3年目くらいまでに買ったものかな。指導的な意味でとにかく優しさのない職場だったので、もがきながらいろいろな本に手を出していたな。 6年も働いていると経験として身についているものも多く、この本はもういらんというのが結構増えていた。 付け焼刃的な知識を入れる本はもう今後も買わなくていいのだろう。(短期的にがっとインプットする必要がある以外は)逆に、読みかえして最初に読んだ時より面白くなっているのは、やはり骨太な本だ。猪瀬直樹の『ミカドの肖像』だったり、黒木亮『リスクは金なり』だったり。(後者はエッセイだが)ビジネスマン人生の振りかえりみたいに書かれたものは、新人には難しい。でも今ではちょっとだけわかるようになってきた。それだけ自分の6年間も、実りのある時間だったということだろうか。

とっとと渡したほうがいい

人は役割を与えて育つ、みたいな言葉があるが、その通りじゃないかと最近感じる。 リーダー、マネージャーのような役職があって、普通はそれに適した人材になって初めて昇格する。 でも、ヒラのままだと上位職でどういう人間になればいいのか、やっぱりわかんないんだよな。やってみて初めて分かることが多い。そこで初めて自分が何をしなければいいのかわかるし、本当に適性があるのか見えるのではないかと思う。やってみて、やっぱり向いてないっていうのを自分で痛感するのと、下で悶々とするのでは大違いだ。 今のチームはわりとそこらへん厳格で、まだダメ、まだ足りないみたいな感じでなかなか上にいけない。(実際足りてないんだろうが)でも、下の立場で上のパフォーマンスまでふつう出せないっすわ。給料違うのに上の仕事ぶりを求めるの?て思うし、実際のところ、上の人が何考えて何やってんのか、全然わからない。うちだけかもしれないが。 スポーツの世界だと、けっこうこの辺は正反対な気がする。ポストを与えてしまって、本人の変化を促すみたいな。ダルビッシュも高校時代は孤高のエースだったけど主将に指名されて、それで結構大変だったけど頑張って成長した、みたいにテレビで見たし。各プロ野球球団の選手会長とか主将もそうだよね。まだまだ若手なのにそういう立場に指名して、自覚を促してる。力は足りてないのをわかっていてやらせる。そういうのがストレッチじゃないかと思うんだけど。 会社でやろうとすると、圧倒的にポストが足りないのかな。 そして交代とか降格の仕組みをつくらないと、管理職50%以上だったかつてのソニーみたくなってしまう。でもそのチャレンジはしていかないと、いつまでも若手は下っ端、外野、野党根性が抜けないんじゃないかな。もう野党ではいられない!あなたが当事者なのだ!というためには、圧倒的に当事者にするしかないと思うのは俺が極端なのかな。昇格とかポストが結局既得権になっている間は、ヒラは会社を渡り歩くだろうなー。

迷わない人

自分の経験に絶対の自信を持つのは、良くないなあと感じることが最近起きた。 職人気質というのは話では聞いていたが、いざ目の前にするとかなりやっかいだ。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20130301/244408/?P=1 自分の経験だから、自身は相当にある。でもこちらが根拠を聞いても経験なのだからそんなものはない。一番やっかいなのは、本人がそれを理解していないことだ。なぜこっちが理解できないのか、それが理解できないという感じだ。 それに加えて、自分の内なる感情で動くっていうことをやったことがないのかな、とも。 いろいろ言ってはみる。意見とかアイディアとか(頭は固いけど)出してはくれる。 で、「じゃあこれこれ、こういうのをお願いしてもいいですか?好きなようにやっていいです。」 といっても、小声で「いきなりそのように振られても…」と。いやいや、あんた自分でそっちの方がいいとか言ってたじゃん。 それを好きなようにやってくれていいよと言っているのに、なぜ戸惑うのかと思ってしまった。 あくまでこっちが折れて、指示するという格好じゃないとダメなんだろうか。 昔いた会社と今と何が違うのか、というところに考えが言っていない気がした。 当時はたしかに新規事業の部署で、ブレストする時間もたくさんあるだろうし、皆がブレストの効果も知っている。 でもここはそうじゃない。そもそも今やってるのは業務外で、他の人はやるインセンティブもない。 ブレストの効果も知らない。そういうドアウェイの中で、どうやって効果が出るのか、どう効果的にやるか、進め方を教えてくれと言っているのに。「ブレストで全部網羅できます」って念仏みたいに繰り返されても到底納得できないわ。