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6月, 2011の投稿を表示しています

目的は何か

今日業務をしていて、ふと、自分が今まで感じていたもやもやの正体が分かった気がしたので、忘れないようにメモ。 会社ではPHPを主に使っているわけだが、当然研修でやっていた内容と違い、大量のファイルがかなり複雑に絡み合っている。なので、いわゆる入門書でPHPを勉強してみても、自分の知りたいことが全くのっていない、という状態。で、今までは自分が何を知りたいのか、ということが明確でなかった。 今日わかったのは、「なぜ、このようなつくりになっているのか?」ということ。それがわからないから、今までこんなに違和感があったのだ。ファイルが多くて複雑だ、ということが根本的な問題なのではない。なぜこういう複雑な形になっているのか?どういう意図でこのようなつながりになっているのか?それがわからないと、ただ変数を追いかけていったり、ファイルの配置場所を確認したりするだけで、結局この大きなかたまりが何を目的にしているのか、ということが理解できない。そう、大事なのは目的なのだ。目的がわからないで中身を見ても、本質的な理解はできないはずだ。どうも先輩方は自分が単に圧倒的なファイル量や複雑な仕組みで混乱していると思っているようだが、それは半分しかあたっていない。文法の知識をいくらつけても、その処理がなんのためにあるのかはわからない。 こういうことに気づくきっかけは、同じグループにいるPSさんの言葉がきっかけ。「おたくの会社は上が「こういう研修を受けさせました!」で満足して終わりってのが多いね。」まさにそうだと思う。入社して5月から9月まで研修したが、実際に業務で使っているのはそのうちの30%位だと思う。それまでプログラミングなんてしたことない人に対しては、いくつも言語を教えるより、配属先で使う言語一つにしぼって、グループのシステム/サービスの構成や目的も教えつつ、学んでいくのがいいのではないかと。他の言語は、必要な時か学びたいときに学べる環境にあるのが大事なのではないかと思う。入社したばかりの何もわからないときにやっても、何も覚えていないし活かす場所がそもそもない。それって人事部としても無駄なコストではないのか。 研修を通じてチームワークを身につけさせたいなら、純粋にチームワークだけやらせた方がいい。そういう研修ならいくらでも思いつく(オリエンテーリングとかぴったり)。人事もそういう方が、新人の適

転職については

スマートフォンのセミナーにいってみた。他社の取り組みは非常に参考になる。スマートフォンで稼ごうとしているところは環境に投資しているし、技術もいろいろためしている。自分のところはあんまりスマフォに注力していない気がする(特に自分の部署は扱うことない)ので、世の中のはやりに乗り切れない悲しさがある。うらやましい。 ところで、そういう風に他社をうらやましいとは思いつつも、転職しようとは思わない。今転職してもまた新人、というのもあるし、せっかく今より規模の小さいスピード感のあるベンチャーに行くのに、自分に何もできない状態でいくのは環境を十分に活かせないと思うから。 GREEの青柳さんもドイツ銀行で4年やっていたからこそ、GREEでいきなりCFOなわけだ。今の自分がどこかにいったとして、何ができるか?転職でいっているのに、何もできない。 今の環境でどれだけ吸収できるか。先輩から吸えるところは吸い尽くすくらいの気持ちでいかないと。会社にしゃぶりついてどれだけのものを得られるか。 当然貢献はしないといかん。でもそれは業務で行うから問題なし。

未来予想

将来はわからない。どういうサービスが一般的になるか。どういう技術が主流になるか。どういう産業が花形になるか。将来はわからない。でも予測しなければならない。考えなければならない。考えて仮説を立てて、走り出さないといけない。 こういうサービスが必要だ、必要になるだろう。面白い、面白いはずだ。そういう思い込みでもいいから、皆のニーズを先読みして、今何をすべきか考えて実行していかないといけない。 今の自分には「これがあったら便利だ」「こういうサービスが欲しい」「こういう無駄をなくしたい」というような渇望が足りない。なぜ足りないのか。もはや「なくても困らない」ものに囲まれすぎた生活をしているからかもしれない。iPhoneもtwitterもfacebookも、なくて死ぬわけではない。代用するものはないわけじゃない。でも今更ガラケーを使う気にはなれないし、twitterの代わりにメッセンジャーを使うこともなければ、facebookの代わりにmixiに戻ることもないだろう。つまりそういうことだ。なくても困らないものは、まだ世の中にない段階で想像することができない。出てきて使ってみて初めてよさがわかる。そしてやめられなくなる。いつもそうだ。そしてそういうものは作るのが難しい。でもこれからはそういうものしかお金を生み出すことはできないだろう。 いや、案外そういうもののネタは、web業界に限らず転がっているのかもしれない。事故を起こさない車=無人自動車は、googleが実験段階まで持っていってる。四足歩行ロボットはbigdogとして既に実用化されている。あったらいいなを形にする(なんの標語だっけ?)のは、こういうメカニクスのほうがまだまだ宝の山かもしれない。 でも日本の企業や研究機関では決してできないだろう。未だに二足歩行ロボットなんて馬鹿なことをやっている。自分も大学で多少ロボットをやったが、絶対に未来はないと感じた。理由は、なぜロボットが必要なのか、という理由を誰もきちんと説明できないからだ。二足歩行ロボットもそう。まあそもそも、50年くらい研究していて未だに研究室から出れないのはもう致命的にダメすぎるし、そもそも二足歩行ロボットができたとして、どこで何のために使うのか。使い方は誰かが考えてください、というのは、終わった考え方だ。彼らはアトムにあこがれてロボットを始めたのかもしれない

サービスには無関心

ではいけない。ていうか、この業界にいる意味がない。 技術を極めたいなら大学に残るか、SIerか、Oracleみたいなベンダーか、mozzilaにでもいけばいい。サービス業なんだからそれだけではいけない。 サービスを突き詰めた結果、開発という業務はいりません、という結果になることだって十分考えられる。特に今はインフラがクラウド化して、Amazonに借りればいいという風になっているから。実際スタートアップは皆そういう感じか。その流れを受けてか、社内のインフラ系の人々の危機感は大きい。失業するんじゃないかと。 もちろん自分たちのデータを他社に置くリスクは大きい。 自由に使えない?し、自分たちのサービスに合わせてインフラを改善できないのは問題。 クラウドとはいえベンダー機器にロックインされているようなもの。とはいえ、今後を考えた場合、OSSを使って自分たちでインフラをつくりこんでいくことが、割に合うのかどうかは真剣に考えないといけないと思う。 もちろんtwitterなんて未だに落ちることがあるので、ああいうことをやっていると、サービスとしては致命的だなとは思う。ましてや個人情報をやりとりするようなサービスだったらなおさら。でもだからといって、今からサーバを調達して自分たちでOSSいれてクラウド構築するのにどれだけのメリットがあるんだろうか。AppleがiCloudを発表して、Amazonの領域に殴り込みをかけた。webの覇者であるこの二社にGoogle, facebookを入れた四社の戦争はもっと激しくなるだろう。 いくつかのブログで指摘されているように、これは消費者にとっては喜ばしいことだが、提供者にとっては完全に消耗戦になる。値下げ戦争になるから。クラウドも牛丼とかハンバーガーみたいなサービスになったってことか。まあ未だにwebサービスの適正価格というのはわかっていないところがあるので、価格戦争が起きていきつくところまでいってくれるのはいいことなのかもしれない。自分たちがクラウドやったり、何かサービスを導入したり開始したりするときの価格設定がやりやすくなる。 翻って自社のサービスは、このクラウド価格戦争をうけてどうなるだろう。より安くe-commerceを提供する会社が現れて、出店がそっちに流れるとか。その場合、弊社の強みは金融系の複合サービスがそろっていることか。ただ

Macにeclipse(PHP)インストール&日本語化

よく忘れるのでメモして参照できるようにします。 1. PHP開発環境作成(eclipse) 2.日本語化(pleiades) 3.ローカルで確認できるようにする(MAMP) 1. 1-1. eclipseをダウンロード&インストール ダウンロードされたファイルは、finderで見ると ${username}/以下にあります。 macだとダウンロードされたファイルがどこにいったのか結構わかりにくい。 アプリケーションのフォルダと同じ階層にあります。 1-2. gzファイルを解凍 1-3. 解凍してできたeclipseフォルダをアプリケーションフォルダにコピー 2. 2-1. ダウンロードしたpleiadesファイルを解凍 2-2. 解凍してできたpleiadesフォルダ以下のfeature と plugins フォルダの中身を、 先ほどアプリケーションフォルダに移動したeclipseフォルダ以下のfeature, pluginsフォルダの中にそれぞれコピー ※pleiades以下のfeature, pluginフォルダをそのままeclipse以下にもってきてしまうと上書きになり、eclipseのfeature, pluginフォルダの他のファイルが消えてしまうので上書きはダメ。中身だけコピー。 2-3. アプリケーションフォルダのeclipse.app(windowsでいうところのeclipse.exe)で右クリック、「パッケージの内容を表示」 ※finderから行う 2-4. /Contents/MacOS 以下の eclipse.ini の最後の行に以下を追加。 -javaagent:../../../plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar 2-5. eclipse.app を起動 3. 3-1. workspaceの設定 MAMPがインストールされているフォルダのドキュメントルート(/Application/MAMP/htdocs)をワークスペースにする。 これでeclipseが日本語になり、ファイルの確認もできるようになる。確認の際はMAMPを起動しておくこと。

死に方で差を付ける

自分の意見ではないのですが、面白いと思ったので書き留めておきます。 先日雲仙普賢岳の噴火から20年がたったというニュースが流れていて、その中で遺族代表が「私たち遺族はこの20年間、あの日のことを忘れたことはありません。」と言っていました。それを聞いて、「それは嘘だ。絶対忘れている。」と言ったとか。 さらに続きます。 「火砕流で死んだから20年後も式典をやって悼むというのはおかしい。日本では交通事故でも毎日誰かが死んでいるが、ニュースにもならない。そういう人がいる中で、死に方で差を付けるのはおかしいのではないか。」 これとは別に、東日本大震災で避難生活を強いられている被災者についても 「彼らはたしかに家もなく避難生活を強いられているが、仮設住宅は国に提供してもらえるし、いつかは家も建ててもらえる。その費用負担はない。でも幕張で家が傾いた人に出るお金はないし、そもそも自然災害で家が壊れる人は毎年いるが、その人たちには何の保証金もない。」 ものの見方って一つではないですよね。なんとなく流していく中に、おかしなことはたくさん埋もれているのだと感じさせられます。声をあげにくい雰囲気が蔓延しているのも、嫌な兆候です。 底の浅い同情心で先が見えなくなることだけは避けなければならん。

会社の時間

朝日新聞のBeにのっていたアンケート。朝日新聞のアンケートなので(購読者にやっている→朝日購読者は年齢高い)、総じて賛成派の方が多い。でも自分は反対。その理由は、業務外の時間を拘束しているから。飲みニケーションはその名の通り仕事後の飲み会で行われるから、業務外の行事になる。でも実際は強制参加だったりする。そうなると実質的には業務だから、残業代を出さないといけない。業務ではないので残業代を出す必要がないというのなら、そもそもいく必要はない。 根本的に問題なのは、仕事上必要なコミュニケーションを仕事中に行えないこと。飲み会をしなければ社員同士の本音がわからないというのは怠慢だと思う。業務時間内にその努力を行えばいい。自分がいる会社の場合、ランチMTGという文化もあるわけだから、どうしても必要なら、週に1回程度チームでのランチ会でも開けばいい。飲み会が仕事上必須だというのなら、その人たちはビールを飲みながら仕事をしてもらった方がいい。 決められた時間内に、仕事で必要なことが行えないのは問題だ。これがテストであれば、60分で解かなければいけない問題を解き終わらずに、2時間3時間と解き続けようとしているようなものだ。そんなこと試験ではありえないし、許されない。でも仕事では普通にまかり通っているのは問題だと思う。 日本の会社にある根の深い問題は、業務時間は会社から与えられたものという意識が少ないことだそうで。残業をすることが美徳みたいに思われているが、それは「会社の時間を勝手に使うな」と外資系では思われるそう。まあでもたしかに、午後になるとたばこ休憩に行ったり、働いているのかいないのかよくわからない人がいるのを見ると、仕事を試験になぞらえて考えている人がいかに少ないかというのがわかる。9:30-18:00の時間で月いくら、という契約で仕事をもらっているのだから、その間で仕事をやれ、という会社の意図をわかっていない。だらだら仕事をする場所にいると自分も腐る。 今いる部署はそうではないけど、日本にいる以上、そっちに落ちやすいということは常に意識しておかないといけない。

便利屋

関わっていたAndroid案件が無事リリースされた。Androidといっても自分で中身をつくったわけではないので、理解が深まったかといえば微妙ではある。ただAndroid端末を3キャリアいろいろ触って、どんな使い心地なのかわかったのは大きい。またテストケースを考えるのはだいぶなれてきたのは進歩。 今回一番の収穫は、初の本番リリースを行ったことだろう。やっぱりどんなに手順書を書いても、自分でリリースをしないことには実感がわかない。どういう手順書がいいのか、ということは自分でやってみないとわからない。それをできたことで今後のドキュメントに活きるだろう。 リリースのあとはトラブル対応に参加していたが、こういう機会は今後も積極的に参加していきたいと思う。先輩からは、これが成長につながるわけではないとかいろいろ言われたが、自分はそう思わないからだ。成長というのが部署で扱うサービスや技術面を深めるということなら、たしかに他部署のトラブル対応に参加するのは時間の浪費だろうと思う。しかし実際はトラブル対応に参加することで、他部署の上司に顔が売れるし、自分の優秀さのアピールもできるし、意見もいいやすい。トラブル対応は対応方法がどんどん変わっていくから、その時正しいことを言える奴が一番正しいという状況になる。自分のいる会社の場合、若手でもトラブル対応なら特に意見がいいやすいから、そういう場所に参加して自分の意見が採用されればいいアピールになる。体力的精神的には楽ではないが、そのくらいのコストを支払ってでも参加する価値はあるだろう。特に他の社員が嫌っているようなものならなおさらだ。 とりあえず自分が会社にとってなくてはならない存在にならなくてはいけない。それは技術的な専門性を高めるだけが道ではない。むしろその道は海外から優秀な中途社員がきたらあっという間に行き詰まる。それよりも早いのは会社に役に立つ人間になることの方だろう。自分がいなければ回らないようにしてしまえばいい。そのための一つの方法が、「あいつに任せればいい」と思われる奴になることだ。でも便利屋になる心配なんてしていない。自分なら絶対にそうならない自信があるし、最初便利屋であったほうが、将来の専門分野を見つけるのも早いだろうからだ。そっちの方が絶対にいろいろな仕事を見られるのだから。 それでも自分のモットーは、「自分に合った仕事