12月で前部署の上司と先輩が辞めるそうだ。上司は開発のリーダーで、自分が異動するときも最初に報告した人だった。もともとwebの人ではなかったようだが、この世界に入ってきて、努力して前の部署の開発のほぼ全てを把握し、指揮していたような人だった。生き証人みたいな人で、その人に聞けばわかる、聞かないとわからないということが本当に多かった。異動するといったとき、自分もその気持ちはわからないでもないということをボソッと言っていたけれど、今回それを実行するということなのだろうか。 先輩もひとつ上の人で、自分が辞める直前は無気力さから色々迷惑をかけていたが、その後もよくしてもらっていた。辞めるというのは正直驚いたが、誰もが自分の市場価値と、これからどうしようかというのを考えているのだろう。外にでてあんなに年収が上がるというのも驚いた。心が揺らぐ。 今の会社はそういった大事な人たちもどんどん辞めていっている。どんどん、というのは語弊があるが、定期的に辞めていき、新しい人が入っていく。新陳代謝が進んでいるともいえるが、ちゃんと引き継ぎがされているのかどうかはよくわからない。新しく入ってきた人も外国人が多く、しかもけっこう新卒が多い。今のシステムをどうするべきか、という観点では物を作れない人ばかり。このレベルの抽象化ができるのって、天才か、きちんと職業としてやってきた人じゃないと無理で、どんなにレベルの高い工科大学をでていてもできるものではない。過去の経緯もあるし、今後のビジネス成長も考慮した上で方針を決めて、なおかつ色々な人に協力してもらってやらないといけないから。ここらへんもすべて技なわけで、コンピュータがわかるだけ、プログラミングがかけるだけの人では物事が進まない。前の部署がそうなってしまわないといいが、それは余計なお世話だろう。できないと思っていたことも、長く勤めていた人に遠慮してできなかったということもあるし。これだけ人が辞めたら、けっこうあっさりと改革改善ができたりするものだから。