予約していたソーシャルネットワークのDVDが届いたので、早速見てみた。劇場でも二回見たけど、やはり面白い。何が面白いかって、これからの自分の人生の指針になりそうな映画だっていうことだ。教訓に満ちている。単にITが成長する業界だとかいうことではない。競争社会の中でどうやって生きていけばいいのか、どういうやつが生き延びて、どういうやつがふるい落とされるのか、そういうのが疑似体験できる映画だという点が面白いのだと思う。 ワタミの社長も言っていたらしいし、自分が働いている会社の社長も言っているが、目標から逆算して考えないと、NYでクッキー会社にこびを売るはめになる。はじめから10億$の事業をやるつもりで考え、行動していないといけないってことだ。そのためにはよけいなものはやってはいけない。目先の運転資金は必要だとしても。そこが課題なんだろうけど。 また、大きなビジネスをしていく上では、一つの欠陥もあってはいけないということを改めて感じた。自分が結ぶ契約書に、「今後増資をしていく上で、現在の持ち株比率は保証されない」というような条項を見逃すような奴はダメだということだし、100万人の会員突破記念パーティを開いて警察につかまってしまうような奴もダメだということ。いいところまでいっても落伍者になる。完全試合は9回まで投げきってこそ成り立つんであって、9回二死で打たれたらただのナイスピッチ。凡庸な記録。ホームランでも打たれようものなら負け投手になる。最後までやりきってこそだ。 実行力と完遂力。とにかく問題はそこか。