さいきんいわゆるべんチャー企業に務める人と話す機会があり、そこの新卒入社社員は非常に優秀ということだったので、「具体的に何がすごいのですか?」と聞いたら「吸収が早くて、自分で改善していくこと。」というような回答をもらった。自分が新入社員だった頃は全然そんなことなかったなと思い出して、何が違うのだろうと思って考えたのがタイトルのこと。そういう人たちってもとの頭がいいというのもあるのだろうが、会社に教えてもらえることを全然あてにしていないことが一番の強み何だろうなと思う。自分でやっていくんだという意識がすでにある。そして、自分はここでこういうことがしたいという思いもあって、それを実現していくスキルもけっこうあるという。特にエンジニアは。 自分の場合、未経験でエンジニアになったので、こうしたいという思いも持ちようがなく、とにかくついていくのに精一杯だった。どうしたいの?と聞かれることはあったものの、いやそんなことはもう優秀なあなた方で決めてくださいよという気持ちだった。中学で野球を始めたばっかりの頃に近い。どういうプレーをしたいとかまったくなくて、とにかくエラーしたくない、三振したくない、人並みにできるようになりたいという一心だった。ベンチャーでキレている新人ってのは、少年野球を経験していた奴みたいなものか。そういう意味だと、自分はようやく中学を卒業して野球が少しできるようになったレベルか。年月で言えばもう高校野球も終わるのだが。 なんでそういう風になるのだろう。どうやったら始めからそんな風になるのか。そういう奴は自分の会社にもいたが、でも不思議なのは大したスキルもないのにメンタリティだけは一丁前ってのが結構いること。お前どの口がそれを言うのかってのが意外といた。まあそういうのは最初はオッと思われるがだんだん相手にされなくなっていったが。それより自分は時間はかかるものの真摯にやろうと思って、なんだかんだ結果に結びついたのかもしれない。引きはいっぱいあるし。 そういう人ってすごいわ。他人がどうとか本当に関係ないのだからね。でも、他の人二代わってもらいたいと思ったらどうするのだろう。プレイヤーとしてならいい。リーダーとかになったときどうする?周りは自分勝手な目標を持った奴ばっかりで、忠誠心の欠片もない。そういう時、カーネギーの人を動かすみたい