スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

10月, 2011の投稿を表示しています

結局は組織に貢献できるかが大事

昨日親と話していて気づかされたこと。自分が就職活動している頃から、「大企業よりベンチャーの方が成長するスピードが早い」とか「ベンチャーの方が決断までスピーディで、大企業がやれないことも切り込んでいける」とか、その逆に「大企業は安定している」「大企業には地頭のいいやつがそろっている」とかいろいろ言われていた。これはすべてその通りだと思う。でも当時から唯一違うんじゃないかと思っていたのは、「ベンチャーなら自分のやりたいことができる」というもの。ここまでストレートではなくても、にたようなことはベンチャーと言われている企業はどこも言っていたはず。でもこれは違うと思う。大企業であれベンチャーであれ、雇われている立場で自分のやりたいことがそのままできるわけないからだ。 ヨーロッパサッカーを考えてみればわかりやすい。スペインの名門クラブがある有名選手を獲得したとして、それはクラブとして明確な方針があって、その方針に選手のプレースタイルが合致しているから獲得したのだ。クラブは選手に求めるスタイルがあり、それに応えてもらえないと放出される。ここまで極端ではないが、会社でもにたようなものだろう。会社には社員にこう動いてほしいというイメージがあって、それに応えることを求めている。それを果たさずに俺はこうやりたいとばかり言っている奴は放出したい。当然だ。 よく考えれば当たり前なのに、ことベンチャーと呼ばれる会社にいる人はわかっていない人が多い。たしかに社員一人一人が自分のやりたいことができれば、やる気も高いのでいいかもしれないが、雇われの身だということを忘れていないか。あなたがいる会社は創業者が目指すものを実現するために存在するのであって、あなたはそのためにいるのだと。会社から給料もらっているんだから当然。そんなにやりたいことがあるなら起業すればいいのだ。 会社に雇われていながら、あれやりたいこれやりたい、この仕事はつまらないとかやりたくないとかいつまでも言い続けている人って、組織で動いた経験がないんだろうね。なんのために組織があるのかということもわかっていないんだろう。組織で動くのは、個人では決してできないことをやるためだ。 思えば最初に就職活動として行ったのは、2008年7月の三菱重工のセミナーだった。そこで「三菱重工で働いてよかったことは」と聞かれた社員が「重工に限らないが、一人では

リーダー経験

今週は4日しか営業日がなかったのに信じられないくらい疲れた。といっても朝8時から21時半くらいまでなので、勤務時間的には住宅業界とか電通とか会社近くの家系ラーメン屋の足下にも及ばないくらいなのだが、精神的にきつかった気がする。プレッシャーがどうとかではなく、仕事の進め方に対していろいろ思うところがあった。 そもそもなぜ急に勤務時間が増えたのかといえば、今参加しているプロジェクトが火の車だからである。なぜ火の車かといえば、プロジェクトがうまく管理できていないからである。管理できていないのは何をするべきかがわかっていないからであり、それはどこまでやれば終わりなのか、どこまで自分たちの行うべき仕事なのかがわかっていないからだと思う。もちろん上の人から見れば違うのかもしれないが、自分からはそう見える。ただ闇雲に目の前の仕事に取り組んでいるだけという状況。自分にとっては技術的なチャレンジがあるので特に文句はないのだが、こういう仕事のやり方しか知らないとかなりまずいと思う。時間に対するコスト意識が足りないのは会社にとってまずい。残業することがデフォルトになっているのは仕事の効率化ができない無能な奴になってしまうんではなかろうか。効率化してもなお終わらない量の仕事があるのなら、今のプロジェクトからは外して別の機会にやるよう働きかける方がいいだろうに。 webに限らず、好きを仕事にしている人は情熱があるものの、「仕事」とか「お金」とか「時間」に対する意識が薄い気がする。今自分がいる会社のように、かなり大きな会社になって、開発スタイルも集団の中で力を発揮するというものになると、周りを見れない奴とか監督の意図を汲めない奴はダメなんじゃなかろうか。開発をどんどん進めていくのはいいけど、それで影響を受ける人がいるってことも忘れないでほしい。無駄になった時間とその分の給料はあなたが払ってくれるのか?と言いたい。 この1週間でなんとなくわかったのは、チームで作業する上で、リーダー経験のある奴がどれだけいるかが成果にものすごく影響するということだ。自分は今webの業界で開発という仕事をしているが、メンバーのリーダー経験が乏しいとまったく上手くいかない。個人のスキルがどんなに高くても。 全員がリーダーの視点でものを考えることができたら、プロジェクトの状況やメンバーの力量を勘案してどういう風に進めれ

雑記

今週はちょっと業務が進んだ気がする。やはりわからないことはさっさと聞いた方がいい。そもそも知識が足りないのだから、皆と同じくらいになるまでは自分で探すより聞いた方がいいだろう。時間は貴重だし、自分で一生懸命探している間にも新しい知識は生まれている。だったらベーシックを理解するまでは時間をかけない方がいい。わかってから調べると新たな発見があるが、わからない中で調べてもあまり身に付かない。仕事を進める上で知識はつく。だったらそれを第一にすべきで、技術の細かいところを理解するのに時間をかけるのは目的をはき違えてる。あくまで仕事が一番だ。 会社の飲み会って何のためにするのか。昨年は幹事を何回かやったが、目的がよくわからなかった。飲み会で親睦を深めるといっても、仕事は酒を飲みながらやるわけではない。仲良くなった結果飲みに行くのであって、手段ではないだろう。 また、遅れる人が多すぎる。その程度の飲み会なら開催しなければいいのに。いったい誰が開催したいのか。始まったら仕事の話してるし。それは会社で言うことだろう。 同じ大学の体育会の人と社内で初めてお会いした。やはり共通の文化があるってすばらしい。この縁は大切にしていきたい。

目標は手前に

営業というのは基本的にどこもファジーなものらしい。社会人を長くやっている人がいうのだからそうなんだろう。他社の様子も考えてみると、たしかにそういうものだと言えそうだ。そして、それは悪いことばかりではない。ファジーだからこそ自由も利く。キーエンスのようにかっちり決まっていれば逃げ道はない。いいことばっかりなことなんてないということだろう。仕事とはそういう面もあるという理解があるだけで、余計なストレスを感じることはない。やはり年上のアドバイスは(信頼している人に限り)よく聞くべきだ。 昨今のIT業界を見ていると、まず地理的に広範囲を押さえないと勝てないようになってきた。ITは誰もが国境がないものだと思っているので、サービスも世界を視野に入れていないと将来性がないと思われる。そうすると投資家の資金が集まらないので後発に負ける。サービスを提供する基礎をつくるためにも拡大は必須だ。拡大路線をとる中で犠牲にするものはどうしても発生する。自分のストレスの根本的な原因は構造的に引き起こされていると思えば、少しはストレスも減るというものだ(心の底からそうだと思っているわけではないが)。 今日人と話していて改めて決意した。海外に出るための準備をしよう。それは前例がないやり方でもいい。自分がこうすればいいのではないかと思う方法はすべてやっておこう。仮に今いる会社でできなくても、30代を無駄に過ごすことのないような基礎を作っておこう。ある意味で今の環境は非常に恵まれている。準備をすることができる。将来何をしたいかなんて今考えなくていい。もっと手前に目標を置いて、そのためにがんばっていこう。 究極に俗な人間でいい。どうせ自分の本質が現れる。

ITS開幕

ITSというトーナメントが開幕した。初戦を勝利で飾ることができ、自分も1安打2得点2盗塁することができた。一週間に1回しか試合はできないが、前回の反省を次にいかしてもっとよい結果を出していけるようにしたい。野球からも学ばなくてはいけない。 英文法の本を再開した。特に読んでいるのはマーク・ピーターセンの「日本人の英語」。これを読むと日本人のやりやすい典型的なミスと、英語圏の人の感覚がわかって勉強になる。なぜ英語がそうなるのかが理屈でわかる。やはり言葉はロジカルにできているのだ。ブロークンでいい、通じればいいと言っているうちはダメだ。会社でバカにされないのは、日本の会社に勤めている人たちだからにすぎない。本当に会社がグローバル化して日本なんて知らないという人が増えたら、もっともっと英語力をあげていかないと本当に仕事にならないだろう。ブロークンイングリッシュでもいいと日本人がいうのは、胸にちゃんと投げられないのにキャッチボールは相手に届けばいいと言っているようなものだ。そもそも基本的なレベルに達していない。相手に負担をかけて陰でバカにされていることに気づかなくてはならない。 営業というのはどこも目標を決めてがんばるものだと思うが、営業マンはロジックを組み立てることはできる。でもそれが達成できるかどうかは組み上がったロジックだけでは判断できないのではないか?その成功率が30%だった場合、どうすればあげられるかを考えることはできるけど、それで本当に成功率が上がるのかと聞くのは無意味だろう。成功率が90%だからといって成功するとは限らない。やってみるまでは。そこで「できる」と言わせるのは恫喝だし、できると相手に納得させられるとしたら、それはロジックではなくレトリックのなせる技だ。得てして日本ではレトリックがロジックだと思われている。 反省して改善する、というサイクルを回しているだろうか。3.11でJRが駅構内に人を入れず都知事にカチ切れられ、今回の台風ではちゃんと駅構内には入れた。しかし小田急線はこの前秦野の方で鹿に衝突したとかで全線に遅れがでた。鹿に限らず千代田線での遅れで常に小田急は遅れる。これだけ毎回同じことを繰り返していて、彼らには反省して改善するという習慣がないのだろうか。3.11の教訓がJRで活かされたのは、社会問題になったからであって彼らにそういう習慣があったから