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7月, 2011の投稿を表示しています

苦しいことしかなかった

高校野球の代表校が続々決まってきた。西東京は日大三で、栃木は作新学院。神奈川は横浜。横浜はやっぱり夏強いなあ。勝ち方を知っているのかな。夏までにチームを仕上げる方法が確立されているんだろうね。 横浜高校主将の乙坂君が、優勝後のヒーローインタビューで「この3年間苦しいことしかなかった」と言ったらしい。直接は聞いてないけど、すごいなと思う。高校生の中でもおそらくトップクラスの体力と精神力を持った人間の口から「苦しいことしかなかった」と言わしめる生活って、どんなものなんだろうと思う。そういうのを乗り越えた人の言葉だから、相当なものだったんだろうなと思わせる。重みが違う。 彼らが乗り越えた3年間は、きっと今後すべての逆境を乗り越える力になるだろう。元西武の工藤投手の本にも、高校時代の経験が、その後の苦しい場面を乗り越える原動力になったと書いてあった。そういう自信が自分の中にあると、やっぱり強いなと思う。自分も横浜公庫言うとは比べ物にならないが、大学野球までやって、今の核となる経験をつめた。それは3年、4年という時間を重ねなければ手に入らないものだからこそ、持っている人が少ない貴重なものなんだろう。だから世の中タフな人は少ない。 いつか誰かに、学校でスポーツをやる意味は何か?みたいな感じで議論をふっかけられた記憶がある。社会人になってからこれに答えるなら、肉体的、精神的タフさと組織の中での行動規範を身につけられること、だと言うだろう。組織の行動規範というと、すぐ軍隊式だとか右向け右的な思考停止状態を思い浮かべる人がいるけど、それは全くの間違い。組織のために自分の立場で何ができるかを考えて行動する、上級生の立場から見て下級生に何をしてほしいかを考えて行動する、自分の能力と周囲の能力を比較して、どうすれば一番自分が貢献できるかを考えて行動するなど、常に周囲を見回して頭を使っていないと組織には貢献できない。ただ言われたことだけやっているのは組織人じゃない。もちろん言われたことすらできないのは人間ですらないが、組織の中での行動規範は高度な技なのであって、訓練しなければ身に付くものではない。だから学生のうちに訓練しておく必要がある。 横浜高校の選手たちは、きっと漢字はあんまり読めないだろうけど、それでも野球で培った行動規範と洞察力で、次の舞台でも自分の活躍の場所を切り開いていくんだろう

去る者と残る者

同期でまた一人休職者が出たらしい。それに加えてさらに一人身近に出そうな感じ。1年ちょっと経つが、396人ほどいた同期のうち、今残っているのは果たして何人なのか?下手をすると1/4くらいはいなくなったのではないか。 自分とは違う部署の話だから詳しいことはわからないが、今辞めてどうなる?と思う。敗北者としか思われないのではないか。これだけ目立つ会社にいるのに、そこに1年もいられなかったというのは、マッチングミスもあるので会社のせいでもあるが、辛抱が足りないと思われても仕方がない。まあ自分が将来どういう立場で飯を食っていきたいかによってそこは考え方が違うのだろうが。 もし自分がある程度のポジションにつきたいとか思ったら、逆境で逃げる奴はダメだろうってことくらいわかるはずだ。そんな奴に苦しい立場で皆を引っ張れるわけがないから。そんなやつにでかい仕事をまかせられるわけない。でかくなくても、すべて。 合う合わないの問題だという人もいるけど、会社でフルタイムで働いた経験もないのに、自分の適正がよくわかるなと思ってしまう。単になれないことをやって受けるストレスを、相性のせいだと思い込んでるだけだ。そんなものは時間が解決する。それを信じてやれるかどうかだろう。その経験があるかどうかはでかい。合わないと思ってたことがいつの間にか得意分野になってたなんてよくある。老人に頭を下げることとかね(好きではなかったけど)。 今日いみじくも上長がつぶやいていた「自分の興味のあることしかやらない奴は使えない」というのは、体育会だけの掟じゃないってことだ。どんなに若い会社でも同じ。組織がある程度の大きさになったら、組織人としての振る舞いが求められる。それも個人技であり、才能だ。 個の集合体は組織にならない。烏合の衆は組織ではない。化学反応して初めて結合できるのだ。個人として、化学反応を起こせる力を持っているかどうかが、巨大化する組織で生きていく鍵になるのかもしれない。 これができたばっかりのスタートアップだったら違うのかもしれないけどね。ある程度大きくなった組織で、自分がある程度の期間いることが前提になるのなら、ただの個人プレーだけでは通用しないんだろう。足場を積み重ねていく必要があるから。 まあ正直、これからは単に技術者としてのキャリアだけ積み重ねていこうと思っても難しいだろう。社内のスーパーエンジ

TOEIC

7/13に受けた結果が帰ってきた。775点。期待より大幅によくてうれしい。内訳は、Listening 445 / Reading 330。やっぱりreadingが今ひとつ。でもたぶんPart7で大幅に落としているので、ここでどれだけ稼げるかが800超えの鍵を握るんだろうな。 5ヶ月かかったけど、弱点を見極めてどう攻略するか計画を立てて、あとはそれをひたすらやりつづけるという過程は楽しかった。自分の計画が間違っていないということも証明できた。あとは800を早めに超えて、900を取れるようにしよう。 しかしTOEICが775になっても、ジャスティンビーバーの曲すら満足に聞こえないのは問題だ。ていうか、TOEICなんてしょせんその程度のレベルでしかない。ここでつまづいているようではダメなんだなきっと。

最近心に残った言葉

連投は美しくないが(というのはもはや枕詞でしかないが)、忘れないように書いておこう。これらは自分の記憶にあるものなので、言われた言葉そのままではない。 「受託のキャリアは悲惨。面接をして「私は要件定義もして、開発からテストまで行えます。」と言われても誰も幸せにならない。そんなこと言われても採用できない。でも「私は○○というサービスを開発しました/運用していました。また〜のように改善しました」と言えば、なるほどと思う。これからはインターネットサービス会社にいないとダメだよ」 「君は失敗した後リカバリーする力と、仕事を拾っていく力があると思う」 「同じことをずっと続けられるのがお前の才能」 「部下を何人も持つ立場の人間を誰にするか、というときだったら、やる気のあるだけでは困るけど、20代の仕事だったらたいていのことはやる気でカバーできる。やる気があればなんでも吸収できるから」 言ってもそんなになかった。しかも褒められ自慢みたいになった。 最近評価面談もあって、自分の行動がどのように評価されているのかがわかった。改善していくところもあれば、今のままさらに向上させていけばいいところもあった。とりあえず、おおきな勘違いをしているわけではないようなので一安心。 やはり大事なのは、自分がこの場所でどうやったら価値ある人間になれるかを考えることだと思う。自分がこうなりたいとかいう自分中心の発想は、人によっては合うのだろうけど、組織に所属していて誰かに評価される立場の人間がすることではないと思う。 仕事を拾っていく力があると言われたのはうれしかった。ただそれも、チームの中で誰がそういう細かい仕事をやるべきか、ということを考えた結果にすぎない。自分が上司だったら、新人がやれ、と思う。だから自分がやりましょうか?と言っただけ。そういう意味では自分は上司の目線に立てているのかもしれない。一応狙ってやっているんだけど。自分が上司だったら使いづらい部下は嫌。上司が使いやすい、ものを頼みやすい人間になった方が、(自分が上司だったら)絶対に楽だと思うので。 上司にとって価値のある人間になる、というのも大事だと思う。だって仕事はチームプレーだから。「お客のためだ!!」を振りかざして、チームの鼻つまみ者になっては元も子もない。個人としてはすばらしいプレーヤーと評価されていても、チームで活躍できない、チ

7月振り返り

7月に入ってからブログを全く更新していなかった。7月に入ってから新しいプロジェクトに入れてもらい、その仕事が割と忙しかったのと、TOEIC-IPテストの勉強で家でPCを開くことがほとんどなかったのが原因。来週あたりに結果が帰ってくるが、100点くらいあがっていることを期待したい。 7月に入って、割と長期的なプロジェクトに入れてもらえることになった。今まではプロデューサー一人、エンジニア一人という構成が多く、だいたい自分がすべてやってプロデューサーの方に報告というのが多かったのだが、今度はもう少し規模が大きい。とは言っても、仕事の流れとしては大きな変化はないので、今までと同じようにやっていければいいのではないかと思う。メンバーが自分だけではないから毎朝朝礼的に進捗報告会を行うので、そこで情報共有がきちんとできていればフォローもされやすい。ただ、今月から同期が休職で一人減るのに加え、徐々に自分が運用系のタスクをふられるようになってきているので、プロジェクトとの時間配分を考えて早めの報告が必要になるだろう。 個人的には運用系の業務は嫌いではない。今いる会社のサービスのように、利用者の多いサービスでないと発生しない業務だから、まさに醍醐味といえるものだからだ。作業としては単純だけど、その作業の裏を考えるようにすると結構奥深い。今後はただふられた作業をこなすだけではなく、なぜこの作業が発生したのか、しないとどうなるのかということまで調べたり聞いたりすることが必要になる。それがサービス企業にいる人間には必要だと思う。自分たちがお金をもらえるのはサービスのおかげだから、サービスを知らなければ話にならない。 ところで今週開発合宿というのに行ってきた。社内の人で行ったが部署はバラバラで、初めて交流する部署の方が多く面白かった。部署によって全然違う問題意識を持っていることを知れた。また皆の開発スキルの高さと、こういうものがつくりたいという熱意、アンテナの高さを知れてよかった。今の自分にそういうものがあるだろうかと考えると、やはり野球関係になる。もしくは、部署の仕事とはまったく関係のないこと。でもお金を生むかどうか?と考えると、技術者として面白いと感じるものでもお金は生まないことが多い。広告モデルでは限界があるから、課金できるかどうかが課題。今後はものを作る力に加え、どうやったらお金をも