昨日は久しぶりに三田キャンパスへ行った。昨年の納会以来だろうから、ほぼ1年ぶりになる。三田付近は自転車で通ることはあったものの、三田キャンパスまで来るのは本当に久しぶりだった。結局学生時代には部活関係の用事でしか来なかった気がする。どこに何があるのかも良く知らないまま卒業して残念だと思う反面、その分SFCや早稲田・東大など他の大学キャンパスに足を運ぶ用事が多かったのだとも思う。 準硬式野球部の60周年式典ということで、多くの来賓・OBの方が来られた。多くは60歳近いが、若い方もいくらか。しかし若いといっても40代で、20代は数えるほどしかいない。そしていたとしても、自分とは全く違う業界にいる。金融やビールは連綿と続く系譜があるので将来が見える安心感はあるものの、スリルというものはないのではないか、と思った。上を見れば、自分の将来もある程度は見えるから。それがいいか悪いかは人による。 話を聞く限り、会社のお金でMBAなんかを取りにいける制度があるのは圧倒的に大企業。当然会社の金でいけるのはメリットが多い。自腹を切る必要がない。その後の雇用も保証される。デメリットとしては、その後辞められないということ。経営を学んだのにそれを活かす先が限定されるのは、本当にいいことなのかと感じてしまう。こう考えるようになったのは自分が今の会社にいるからだろう。将来が見えないのはデメリット・リスクしかないと感じていた。でも自分の父親と同じ将来しかありえないなんて、何が面白いのかと感じるようになった。父親世代が20代のころにはPCもケータイもインターネットもなかった。日米貿易摩擦がどうたら、バブルがどうたらという時代だった。今はまったく違う時代。それなのに社会人としての生活が親世代と同じというのは、つまらないとしかいいようがない。 しかし自分の同期の話を聞くと、案外ブラックな会社は多いみたいだ。やはり学生から見たブラックというのはあてにならない。それは大抵待遇だから。まあ何より重要なのは、それは自分にとってブラックなのかってことだ。世の中には30時間ぶっつづけで働くのを苦にしない人もいるし、毎晩飲み会・接待があっても平気な人だっているんだから。 とりあえず、自分のいる業界が縮小していくところじゃなくてよかった。業界の先行きが明るくて、仕事がどんどん増えていく業界はきついけど、結局はいいところ