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5月, 2014の投稿を表示しています

差分によってしか理解できない

今日は休日夜間出勤分の代休で一日映画を観ていた。天気が崩れると聞いていたので朝から映画を観たが、雷もなっているし正解だったようだ。今日観たのは以下。「ゴジラ対キングギドラ」「リンダ リンダ リンダ」「CURE」「夜のピクニック」「亀は意外と速く泳ぐ」珍しく全部邦画だった。キングギドラはジャンルがだいぶ違うので置いといて(楽しかったけど)、残りで面白かったのはリンダリンダリンダとcureだった。特にリンダが。絶対面白くないと思っていたので。どうせ少年メリケンサックみたいな駄作だと思っていた。 高校生+文化祭=青春!みたいな風になるんだろ?ウォーターボーイズみたいに!とか思っていたけど、そういうことではなかった。10代の、特に高校生のもどかしさ、不器用さみたいなのがすごく伝わってきた。香椎由宇が最初にプールでふてくされてたりとか、そういう香椎由宇を「いつもそうじゃん?」と言うベースの友人とか。そんちゃんに対して「何言ってるかわからん」みたいに言っちゃう前田亜希とか(別に傷つける意図はないし、演技的にもそういう意図はないんだろう)。夜の部室でわーわーやってるとか、そういうシーンもあるんだけど、個人的には車座になっているんだけど下向いてるとか、そういうシーンのほうが印象に残った。ああこういうのあったなーっていう。映画として狙っていたかはわからないけど、高校生までって、相手には自分のことを理解してほしいとやたら思っていた気がする。自分は棚に上げて。 で、夜ピクをその後観たわけだが、これはなんか今ひとつだった。謎というか、引っ張るネタが異母兄弟という一つしかないからだろうか?これにまつわる気持ちの変遷がドラマなんだろうか。でもなんていうか、あまりひきつけられなかった。最後は打ち解けるんだろ?と思ってしまうからか。 こっちは青春映画でもあり、恋愛映画でもある。異母兄弟というのは設定上の問題で、手法としては恋愛映画のそれ。最後多部未華子が「このクラスに話したかった人がいたんだ」とかいうのはもう告白じゃねえかと。なんだろう、「実際そんなことはありえないんだから映画でも振られろ!」と言いたい訳ではないけど、こっち系の青春映画を観て眉間にしわがよってしまうのはなぜなのか。 押井守は「物事は差分によってしか理解できない。映画も差分によってしか理解できない。いくら好き

人事

今のサイバーエージェントの時価総額は、DeNAよりもグリーよりも高いらしい。また、グリーのほうがDeNAより高くて、サイバーエージェントよりコロプラの方が全然高い。いつの間にそんなことになっていたのかという感じだ。噂だけ聞いてるとグリーはもうダメかと思うけど、市場はそんな風には見ていないんだな。そしてガンホーはいつかの1兆円越えから半分くらいになってしまったみたい。 テレビにサイバーの藤田社長が出ていて、人材活用、育成について語っていた。若手の抜擢や役員の入れ替えなど、他と比べてかなりユニークだしなかなかできないことをやってると感じた。 ただ違和感もあった。内定者を社長にするのは、それが優秀なら問題ないんだろうけど、結果はどうなっているのかな?という違和感。結果が出るなら社長は内定者でも外国人でも犬でもいい。出ないなら、それはある意味外向けの宣伝の意味も込められているのかなと思った。サイバーは英語公用語じゃないから外人はそんなに来ないだろうと思われるので、日本の学生をとらなきゃいけないからな。抜擢される!ていうのが訴求ポイントになるだろう。DeNAも新規事業できますというのをアピールしてたし。 自分の会社を見てみると、もう、結果を出せる社長がよい社長だという信条になるので若いとかどうでもよくなる。そこに何か意見しようとか、現場の意見を聞いて欲しいとか特に思わない。それでスピードが遅くなって、勝てなくなったら本末転倒だから。 そういえば親に自分の仕事を説明したとき、定期昇給がないということを納得させるのに苦労した。それじゃ社員は定着しないとかなんとか言われたけどそんなの自分は知ったことではない。そういう会社もあるんだということです。最終的に、広島カープみたいなもんだと言ったら理解したようだった。カープに何年いても3億はもらえませんので、FAしてねということです。

評論家みたい

今の自分が評論家みたいになってることが嫌だ。自分の仕事に対しても、周りに対してもすべて評論家みたいになってる。他人事?というのか。口ばっかり動いてる。なんでこんな風になってしまったのか。 誰かのツイートで、よその会社のアクションを得意げに解説してるビジネスエリートは何なの?早慶東大MBAまで出たあんたらはそういうところで頑張ってないといけないんじゃないの?みたいなのがあった。ドキッとした。野茂英雄とか木を植えた人が好きなら、口じゃなく手を動かしてないとダメだ。そうじゃなきゃ言う資格がない。 あと一ヶ月…今までで一番長いひと月になりそう。自分もイライラしてるけど、周りにもストレスかけていることがわかるから申し訳ないし、それが余計にストレスになる。 一度こうなったらもう戻せないもんなのか。とても戻せないような気がしているが。初めて辞めたいという人の気持ちがわかった。今更だけど。 他の会社、業界に勤めてる人たちは、合わない仕事とかどう対処しているんだろう。

無題

あとひと月ほどで移籍になる。移籍して活躍できる保証はなにもないので、1から積み上げる腹づもりでやらないとまた鬱になるだろう。だけど今度は先のことが多少見えているので、長い目で考えることができる分、自分今何してんだろということにはならないんではないかと思う。 すごいところに転職したり、大活躍したりしてる友人の話を聞いて焦らないわけがない。が、もう今更華々しい会社に移ることがないことはプラスになりそう。もういわゆるキラキラしたキャリアプランに戻ることができないので、勝負すべきときに勝負できると前向きに捉えよう。 夢は諦めなければ叶うという俗説に為末さんがつぶやいて曰く、恋愛も結婚も選ばれないとダメですよね?と。まさにそうだ。俺にも高校時代にそんなことがあったが、自分が諦めないとかそういう問題ではなかったぞ。夢が叶わなかったのは努力が足りなかったからか? そういう意味の夢は今ない。自分の勝利条件が何か探してるだけ。だんだんと見えてきた気がする。なんだかんだいって、自分が小さい頃に憧れた生き方がまだ影響してるんだなと思う。 野茂英雄とジオノの『気を植えた男』が好きだった。ああいう生き方に憧れた。パイオニアというか、孤高というか、信念持って生きるというか。たぶん自分だけじゃない。子供の目は本物がわかるんだろう。 結局死ぬ時は思い出しか持っていけないんだから、そしてその思い出はたぶん仕事にまつわることがかなり大きいだろうから、仕事に妥協したくないな。