今日は休日夜間出勤分の代休で一日映画を観ていた。天気が崩れると聞いていたので朝から映画を観たが、雷もなっているし正解だったようだ。今日観たのは以下。「ゴジラ対キングギドラ」「リンダ リンダ リンダ」「CURE」「夜のピクニック」「亀は意外と速く泳ぐ」珍しく全部邦画だった。キングギドラはジャンルがだいぶ違うので置いといて(楽しかったけど)、残りで面白かったのはリンダリンダリンダとcureだった。特にリンダが。絶対面白くないと思っていたので。どうせ少年メリケンサックみたいな駄作だと思っていた。 高校生+文化祭=青春!みたいな風になるんだろ?ウォーターボーイズみたいに!とか思っていたけど、そういうことではなかった。10代の、特に高校生のもどかしさ、不器用さみたいなのがすごく伝わってきた。香椎由宇が最初にプールでふてくされてたりとか、そういう香椎由宇を「いつもそうじゃん?」と言うベースの友人とか。そんちゃんに対して「何言ってるかわからん」みたいに言っちゃう前田亜希とか(別に傷つける意図はないし、演技的にもそういう意図はないんだろう)。夜の部室でわーわーやってるとか、そういうシーンもあるんだけど、個人的には車座になっているんだけど下向いてるとか、そういうシーンのほうが印象に残った。ああこういうのあったなーっていう。映画として狙っていたかはわからないけど、高校生までって、相手には自分のことを理解してほしいとやたら思っていた気がする。自分は棚に上げて。 で、夜ピクをその後観たわけだが、これはなんか今ひとつだった。謎というか、引っ張るネタが異母兄弟という一つしかないからだろうか?これにまつわる気持ちの変遷がドラマなんだろうか。でもなんていうか、あまりひきつけられなかった。最後は打ち解けるんだろ?と思ってしまうからか。 こっちは青春映画でもあり、恋愛映画でもある。異母兄弟というのは設定上の問題で、手法としては恋愛映画のそれ。最後多部未華子が「このクラスに話したかった人がいたんだ」とかいうのはもう告白じゃねえかと。なんだろう、「実際そんなことはありえないんだから映画でも振られろ!」と言いたい訳ではないけど、こっち系の青春映画を観て眉間にしわがよってしまうのはなぜなのか。 押井守は「物事は差分によってしか理解できない。映画も差分によってしか理解できない。いくら好き