なくなったというか自分で断ったからなのだが。いろいろ聞いてみると、自分が聞かされていたのと実際にやることが随分違っているらしいというのがわかった。で、そんな中でもシビアに評価されるということもわかった。こちらはトレーニングという立て付けだと思っていたので、それだったら日本でやる予定だった仕事をやったほうがいいなと思い、日本に残ることにしたという感じ。ちゃんと上司どうしでもコミュニケーションしておいてくれよとは思ったが、ちゃんと聞かなかった自分も悪い。また、たしかに「海外でトレーニングできるなんてラッキー」くらいに思っていた自分に甘さがあったのも事実。結果を出すことにコミットしないでいいわけないだろと言われてたしかにその通りなんだが、だったらちゃんと話す時間とか持ってくれないですかねとは思った。結局いつからいつまでいくのかすら決まっていなかったし。そんな中で突然明日から行けとか言われても困る。 海外、アジア、発展途上国で立ち上げ期の事業所に飛び込み、いろいろ発生するトラブル、誰も拾わないボールを拾って解決し、仕組みもつくり、ということをやってこいというのが自分に課せられた使命だったらしい。そう言われるとまあ理解はできる。でも、ここでやらないといけないことなのか?というのはあった。その経験が今後生きるのかしら?という疑問。移籍2年目の今年感じたのは、そういうドタバタの中でなんとか奮闘して道筋をつけるという力ではなく、ガチガチに固まった組織を解きほぐして、できるだけ誰も傷つかずに物事を推し進める力が必要だということ。ぶっ壊す力はいらない。(というか自分には求められていない。そういうのは生え抜きには難しい。)ドタバタ力だけが磨かれても、なんとなくできちゃってもっと効率のいいやり方、成果のでるやり方を知らずにいってしまう危険がある。空港のグランドスタッフみたいなことになりかねない。なんでも走り回って解決して、それで達成感を得てしまうから、そもそもどうなっていればいいのかという根本解決を考える思考に至らないという。小規模ベンチャーに長くいる人も割とそういう風になりがちに思う。 きちんと洗練されたやり方がある分野なら、それを身につけたほうがいい。で、みんなが幸せになれるやり方でやったほうがいい。ぶっ壊すのは簡単。でも、それをやるのはお前なのか?ということだ。ぶっ壊した