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6月, 2012の投稿を表示しています

スーツ対ギークという考え方の無意味

■何の意味があるのか? 昨日の〆会でゲストがスピーチしていたが、「技術を知らないビジネスサイドが~」とか「新技術をどんどん導入していてすごい~」とか「もっと技術でリードしてほしい云々~」とかいう内容だった。ゲストは生粋のギークだけど、思考の軸として「スーツ対ギーク」があると感じられた。スーツ=技術をしらないビジネスサイド。あほ。ギーク=技術に精通している。クール。世の中を変える。みたいなね。新人のころはそんなものかなあと思っていたこの二項対立だけど、今聞いてみると非常にこっけいな感じがした。「その考え方をするとどういう意味があるのか?どういう得があるのか?」と思ってしまうから。 ■技術だけでは勝てない  webサービスに限らず、人が買うのはその中に使われている技術を評価しているわけじゃない。結果として現れているものを買うのであって、マクドナルドだって厨房のオペレーションを評価されて売れているわけじゃない(結果として安く、速く、できたてのハンバーガーが食べられることが評価されれる。過程なんか知らない)。家電だって中にどういう技術が使われているかじゃなく、結果としてどういうものなのか、ってことでしょう。その典型はエコカーだと思う。中国市場を見ると、結局人がほしいのは燃費がよくて安い車だったのであり、ハイブリッド技術がほしかったのではなかったと。別に小さいエンジンにターボチャージャーつければ同じじゃん、というフォルクスワーゲンの戦略にトヨタは大負けしたわけじゃないかと。これって、ギークの発想だけでは通用しないってことにならないのかね。 ■自分だけわかっていてもしょうがない 「iPhoneは日本でもつくれた」とかいう日本の技術者がいるけど、だったらつくって売れよ、と思ってしまう。ギークはできなかった理由をばかなスーツに求めたがるんだろうけど、そういう人がいたとして、その人たちを説得できなかったあんたらがダメなんじゃないの?と僕は思う。もしiPhoneが自分たちにもつくれて、それが売れると確信していたのなら、それを先んじて世の中に出せるようにしてなきゃいけなかったんじゃないのか。それができなかったから今はAppleがスマートフォンのナンバーワンなわけだし。今ひがみを言ってもほんとしょうがない。 ■ 最新の技術であそびたいのか、世界を取りたいのか いつも最先

色々

■天才について TEDのスピーチの中にあったと思うんだけど、何かしらのムーブメントを起こすためには、最低3人いればいいらしい。一人の天才がいるだけではだめで、そいつを天才だと認め、ついていくフォロワーが2人は必要になるそうな。今、自分の周りには天才じゃないだろうかと思える人がいます。だまされたと思って、徹底的についていってみようかしら。 ■プライドについて 為末大さんによると、プライドの高いやつほど「自分はこうありたい、こう見られたい」というものにこだわりすぎて、一番大事な結果を得られないことが多いそうだ(togetter経由だけど)。「この理論なら速く走れる」という選手。実際は速くなってないんだけど、自分の信じることを否定されるのが嫌で改善しない、的な。一番速い奴はそういう変なこだわりはなく、後輩に教えを請うことも、かっこわるく練習することもいとわないんだそう。アスリートの世界だとまあそうかな、と思う。 ■目標について ところで武装解除を生業にしている瀬谷ルミ子さんは逆のことをブログで書いてた。「国家も個人も、どうありたいか、どう見られたいかということを抜きにしては本当の問題解決はない」みたいな。でもこれは瀬谷さんのいう「どうありたいか」は、為末選手の言う「プライド」がない状態なんだと思う。余計なものは全部捨てた結果、何が残りますかってことか。特に普通の人はアスリートと違って究極的な目標があるわけではないから、まずそこを見つけることから始めないといけないんだな。 自分は今どうだろうか。クレバーでありたい、マチュアでありたいというのは18歳の頃から思っていた。手続き論にこだわらず、結果を出せる人間でありたいということも。そして就職する際には、「親世代と同じ職業人生は送りたくない」と思った。親世代にはなかった職種・働き方をして、違う世界を見たいと思った。同じ職種を選んだら、親世代には勝てないと思ったから(親世代が現役のうちは)。そのためにはある程度生活で犠牲になるものがあってもいいと思っていた。 でもそれってただの強がりだったのかもしれない。結局自分が勝てそうな土俵を探しているだけなのかもね。実際そうかはわからないけど、もう少しかっこわるく負ける経験をしてもいい年代だよな。 ただ、それをちゃかされるのが心底嫌いなんだ。

無題

必要なのは社長視点だよなー。 疑似体験、畳の上の水練でしかなくても、回数重ねていくしかないな。 周りから何を言われても、自分が大事だと思ったことはやりきっていかないと。人生は一回しかないのだし。

グロービス(GMS) クリティカルシンキング Day5

クリシンのDay5が終了。Day4のレポートを振り返ってみると、自分の考え方にいくつか欠点があるので備忘録として書き残しておこう。かなり簡略化しています。 ■間違えたこと(勘違い、思い込み) 具体策まで提案するんだと思っていたこと ■ できなかったこと 社長は何を知りたいか?という視点 社長のものごとの判断軸 ■なぜできなかったのか? 社長への提案=ビジネスプランみたいなものだと思っていたから(それしか知らなかった) 情報から何が言えるかを考えて、まず枠組みから考えることをしなかったから(ダメダメ) 社長がどういう判断軸で物事を決めていくのか、というのがわからないから(経験不足?) 社会人生活も3年目に突入したわけですが、仕事も割とできるようになったかと思ってきたわけですが、社長視点でものを考えたことなんてなく(やってたつもりでもしょせんは床屋談義の域を出ない)、それがダイレクトに結果に現れている、という気がします。社長はおろか課長とも一緒に仕事なんてしないので、どういう判断軸で仕事をしているかなんてわかりようがない。自分の職種が技術系というのも関係しているのかもしれませんが、それにしたって経営スキルというか、このへんに鼻が利かないというか、力不足に打ちのめされるばかりです。。 でもこれはある意味で仕方なのないことだ。こういう打ちのめされる経験をするためにお金を払ったようなものなんだから。ここから努力して力をつけていけばいい。会社で経験積んで〜なんて悠長なこと言ってられないからね(そもそも待てない)。 ところでこれは完全に個人的な感想なんだけど、プログラミングってそんなにクリエイティブな仕事かな。ザッカーバーグはfacebookをクリエイトしたけど、大事なのはfacebookという製品と仕組み(友達の交際関係が見られるとか…映画であったよね)であって、中のコードじゃないはず。使う人は中のコードがきれいかどうかとか、どういう開発スタイルでつくられたかなんて気にしないわけだし。webサービスはアートだとは思うけど、大事なのは外面で中身じゃない。だから中身については徹底的に効率よくつくることさえできればいいんじゃないかと思うんだが。。それをクリエイティブとか言うんだったらミスリードな気がするな。

クリシン勉強会に出てきました。

あと2回でクリシンが終わってしまう訳ですが、残り2回+勉強会1回でより多くのことを吸収しておきたいと思います。せっかくお金と時間を使っているのだし、周りに役職持ちの方々がいるのだし、職場では得られない経験をしておきたいと思います。 昨日はDay4の復習勉強会だったわけですが、Day4の課題は正直完全に外してしまいました。イシューは押さえていたものの、メインメッセージが大外しでした。その原因を考えると、無意識のうちに前提にしていたことが多いなということがわかりました。 で、それを克服しようと思うと、自分の会社が他の会社と比べて違うところはどこか?と考えないといけないなと思いました。自分のいる会社は上への意見は言いやすいし、ビジネスプランなんかも1年に1回出せるし(そもそもメールで勝手に送ってもよい)、あまり上役に対してかしこまって意見を言う、という場がない。でも普通は違うんだなということがわかりました。5分の中で2分でプレゼンし、3分で質問に答えるみたいな感じだと。他の会社がどうかってことがわからないと、いわゆる経営一般の話は理解しにくいという風に思いました。もちろんそれを含めて今の環境では学べているわけですが(それも知りたくて外に出たわけだし)。 webは市場が伸びているから、今はそんなに経営のことを考える必要がないのかも。よっぽどバカなことをやらなければだいたい当たるという印象すらあります。だからこそ考え方がアバウトになるのかもしれない。エンジニアは一切利益のこと考えないとかね。バリューを提供するとか、世の中を変えるとかビッグワードが踊るばかりとかね。 web業界でもっと経験を積んで知識を増やす必要はある。でもここの常識に染まるとまずいとも思います。特にエンジニアの常識。日本初のwebサービスで、エンジニア社長がでかくしたものってほとんどないからね。