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1月, 2012の投稿を表示しています

読書記

最近読んだ本です。 『女生徒』       太宰治 『「日本の経営」を創る』三枝匡/伊丹敬之 『米内光政』      阿川弘之 骨太な本が最近は好みです。歴史物をよく読むようになりました。特に昭和。明治期はまだ食指が動きません。『坂の上の雲』とか。まだそういう年齢ではないのかもしれない。今の興味は、第一次世界大戦からの激動期を人はどういう風に過ごしていたのか、というものです。自分の業界もまあ激動をする方なので、昔はどうだったんだろうという思いで読んでいます。第一次世界大戦あたりも激動期で、貴族で構成される騎兵隊の突撃から、徴兵制による軍隊、戦車、毒ガス、塹壕、潜水艦などなど、新しい仕組みやテクノロジーがどんどん生まれて、戦争が総力戦になり、今までとは全く違った世の中になった時代ですよね。そういう時代はどんなだったんだろうというのが知りたいのです。 まあ知ったところで仕事に役立つわけではないけれど、心構えというか、腹はすわるような気がするのです。ふわふわして日々過ごしたくないのです。

リーダー

自分の欠点がこの半年間であらわになったようです。周りから見て自分は 1. 言い訳から入る 2. 周りを助けない という欠点があるようです。 1. について。原因として、何か聞かれる時に攻められているように感じてしまっているのが上げられます。実際はそうではないのだから、聞かれたことだけに答えればよいということです。自分のプライドを守ろうとしているのです。行動のコントロールによってなんとかできます。これはすぐに改善したい。 2. について。こっちの方が深刻です。今関わっているプロジェクトにおいて、自分はプロジェクトのエンジニアリーダーやプロデューサーを助けるべきだったのに助けなかったということです。たしかに振り返ると、自分はそういう考えをもっていたわけではありませんでした。その理由として、スケジュールを決めたり、タスクの割り振りを決めたりするのはリーダーやプロデューサーだったので、自分は自分の状況をきちんと報告することが大事だと思っていたからです。でもチームの状況的に、自分はそこの助けにならないといけなかったようです。そういう考えがなかった。「言われなかったから」というと、また言い訳になるんでしょうが。でも求められているのなら応えなくてはいけない。そういうものだと思って次からはやります。完全に納得したわけではないけれど。これからずっとできないかもしれないな。 じゃあリーダーって何なんだ、いらないじゃん、って思ってしまうからね。カバーリングだって範囲は決まっているものだよ。 まあ会社って、いろいろ要求されてばっかりなんだろうけどね。ただ自分はリーダーとしての訓練や教育をきちんと受けて、下にストレスばっかり与えるような人にはならないようにしたいと思いました。

メモ

いい話をたくさん聞いたのでまとめておきます。 ■自己分析について 自分の弱みは自分でよくわかるけど、強みはわからない。だって人から見てすごい!それは強みだ!と思うところは、自分としては普通にできてしまうこと、当たり前のことだから。意識できない。 ■面接について 面接には2種類ある。過去の経験について根掘り葉掘り聞いて、その人がどういう行動特性を持っているのかを知りたいもの。もうひとつは、過去のことは置いておいて、これからこの人はどうなっていくかを知りたいもの。たとえばある課題や質問を投げかけて、その人がどういう反応をするかとか、志望動機を聞くものがそう。企業によってどちらの面接かは違う。 ■学生から社会人になって感じたギャップについて 学生のころは仕事ってもっと厳しいものだと思っていたが、入ってみてそうでもないと感じた。しかし何年かして人を切る仕事をして、それだけではいけないことも知った(ガチガチに厳しいわけではないんだけど、ずっとそうしていると切られる立場になってしまう)。 ■キャリア形成について 10年ほど働いて考え方が変わった。それまではキャリアは積み重ねていくものだと思っていた。しかし、10年ほど働いてみて、自分が本当に情熱を傾けられるものは何かということがわかってきた。これは好きとは違う。それが見えてくると、単純にスキルや経験をつんで~ということではなく、本当に情熱をもってできることをやっていきたいと思うようになった。 ■転職市場における英語力評価について 最低ラインがTOEIC700だが、これは普段の業務では英語は使わず、たまに英語のメールがくる程度のリクアイアメントに該当する。ほしいのは800~850だが、最近はTOEICで英語力を測るのがばからしいと考える会社が増えている。海外経験(海外でビジネスをした経験)が何年あるかが一番大事と考える企業はこれから増える。なのでチャンスがあるなら海外に行くほうがいい。 ■安定性について 企業の安定性と職の安定性は違う。 ■就職先選びについて 新卒の就職活動だと、会社選びの基準に邪念が入ることが大いにある。それは同期に自慢したいという気持ちが大きい。慶應の内部生は非常に高スペックな学生に分類されるが、就職活動においてはじめて選ばれる立場になり、はじめて自分のスペック以下(と自分や同級生や親が思う)の会社に入る可能性

風邪をひいています

せっかくの三連休なのに、NYでわずらった風邪が長引いて結局どこにもでかけられません…どこかでボルダリング初めをしようと思ってたし、なまっているのでランニングも再開しようと思っていたのにかなわなくなりました。来週は定期メンテナンス参加で深夜業務なので、誰かと会うような予定は立てにくい。まあ最悪メンテナンス明けからボルダリング行きます。 ということでこの三連休は読書とeラーニングばっかりでした。eラーニングは昇格要因にもなっているから着実に消化するのは悪くない。でもeラーニングではどうしても限界があるなとも感じます。誰かとディスカッションするか、講師に質問するかしないと上っ面をなぞっているだけな感じがします。しょうがないので今はこれで我慢します。お金を貯めれば院にも行けるのです。 読書は楽天ブックスで注文していた猪瀬直樹さんの本が届いたのでそれを読んでいます。 『日本の近代 猪瀬直樹著作集8 日本人はなぜ戦争をしたか 昭和16年夏の敗戦』 『日本の近代 猪瀬直樹著作集12 黒船の世紀 ガイアツと日米未来戦記』 昭和16年夏の敗戦はもう読み終わって、今は黒船の世紀を読み始めたところです。現在の太平洋戦争研究、東条英機研究の主流がどうなのかは知らないのですが、この著作の中では、東条英機内閣は日米開戦を回避するために生まれたとされているのが面白かったです。また、それでも開戦を回避できなかったという事実も。明治憲法下の天皇は絶対であり、その意向が戦争回避なら絶対に実現するのではないか?と思えるのに、そうはならなかったという組織構造が興味深いです。 誰も責任を取ることなく物事が進む組織が存在する、というのが一番の衝撃でした。戦争は独裁者の横暴だけではなく、官僚の事務処理によっても引き起こされるという。そして誰も自覚していない。悪いことではありますが、じゃあどうすれば防げるのか?という問いに対しては、まだ明確な答えが出ていないように思えます。もちろん首脳に大きな責任があるのでしょうが、ふたをあけてみたらその首脳もスケジュールにそって動いていただけだった、というのでは、そいつを排除して終わりですむ問題ではないのでしょう。

読書日記

インプットを増やそうと思い、最近は読書量を少し増やそうとしています。年末から少しずつ、いろいろな本を読むようにしてきました。今年は100冊本を読もうとしているので、それに弾みをつけるためにもこの連休中に追い込みます。 年末から読んでいたのは(小説も含んでいるのでなんとも微妙ですが)、 『僕の小規模な奇跡』 『女子高生ちえのMBA日記』 『会社再生ガール』 『猪瀬直樹著作集 日本の近代7 欲望のメディア』 『芸術企業論』 『近代芸術の五つのパラドクス』 『実況経営戦略教室』 『何でも見てやろう』 というところです。 ライトノベルもはいってますが、年末の飛行機の中で読むにはちょうどいいかと思って買ったものです。実際は冗長でそれほど読みやすくもなかったです。また、思ったより小田実の小説が面白かったです。純粋な海外紀行文だからでしょうか。政治色がついていなくてよかったです。 企業買収やMBAを題材にした小説はいまひとつでした。小説仕立てのため、どうしても小説としての面白さがないとしらけてしまいます。導入が雑だったり、心理の移り変わりに共感できなかったりするとどんどん読み飛ばしてしまいます。その道のプロなら誰でもそれなりの小説仕立て物語が書けるわけではないのだなと改めて知りました。黒木亮が唯一無二の存在であることも納得です。しかしこういった人たちは、アウトプットの一形式として小説を眺めたことはないのだろうか、とも思いました。まあないんだろうと思います。僕もないですから。 猪瀬さんの本は相変わらず面白いです。今は既得権の権化として知られているテレビ局が、草創期はどんなだったかを明らかにしています。どういう人の思惑があり、出来上がったころにはどういう人があつまっていたのか。現在は広告代理店も組んだがっちりしたシステムができあがっていますが、できたばっかりのころはけっこういい加減で、手探りでいろんなやつらが稼げた時代だったこともわかります。あるひとつの産業が興るとき、どういう風だったのかを知るのは、今のインターネット関連ビジネスを知る上でも役立つのではないかと思います。今のソーシャルなんとか、スマフォなんとかというのはまさにテレビ勃興期の熱気と胡散臭さに通じるのではないかと感じました。一生懸命儲かる仕組みを生み出そうとしているところが。僕は歴史ものが好きなので(歴史小説はそれほどす

年が明けました。

明けましておめでとうございます。2011年の年末からNYに旅行し、向こうで年越しを迎えました。いい経験をしました。初めての東海岸で、初めての海外での年越しでしたが、世界中から人が集まる街だけあって、パワーを感じることができました。可能なうちにできる限りの街に出かけて、悔いのないようにしたいです。 2011年は社会人2年目ということで、仕事でも一人前に色々まかされることが増えました。できることも増えましたが、その分できないこともあらわになるという感じで、まだまだ先は長いと感じさせられました。今年は今まで以上に謙虚に取り組むことが必要だと思います。今の知識に頼りすぎず、さらに人から吸収しなければいけないでしょう。自分の力を過信しないことが大事だと思います。 遊びについては、結構色々なことができました。2011年は夏の北海道、年末のNYなど遠出もできたし、サーフィンやカヤックもできました。ゴルフ、ボルダリングデビューも果たしました。来年に持ち越しなのはウィンドサーフィンです。 2012年は、野球にかける時間を減らして休日の勉強に充てたいです。野球をいっさいやらないのは無理だと思いますが、夏だけはやらないとか、期間を決めて集中するようにします。同じ業界で働く人に負けないようにしないといけないし、他の業界で働く人とも、転職市場の中で負けないようにしておかないといけないです。3年目までが大事と上司にも言われたので、この1年は真剣にやらないと行けないと思います。もちろんそれ以降も継続しなければいけないんだろうけど、ここまでで癖がついてしまうんだろうということですね。 ここまでで挙げたようなことをきちんと実践していきます。具体的な目標が人を進歩させるのだと改めて感じた1年だったので、それを活かします。仕事において、こういうことがしたいとかいう具体的ではありませんが、とにかくどこかの面で具体的な目標があれば、そこから逆算して行動を割り出すことができるということがわかりました。年末旅行にいきたいなら、そこまでに仕事が終わっていないといけない。そのためには今どうすべきか、という感じで。またこの1年で何か社会人向けのスクールにでも通いたいと思うのなら、そのための時間配分をどうするか、という感じで。この1年は、そういう風に具体的な狙いを定めて行動をしていきます。 思えば野球でもそうでした。素