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7月, 2010の投稿を表示しています

強権

ずいぶん前のカンブリア宮殿で、ソフトバンクの孫正義さんが特集されていました。そこで新作ケータイに対してダメ出ししたり、社長のツイートを常にチェックする社員の様子が紹介されていたり、ソフトバンクの内部をうかがい知ることができて、同じ業界の人間として楽しんで観られました。 でも新作ケータイに関する会議だけはどうかと思います。そもそも社長プレゼンを10回も通らなければならないんだったら、孫さんが全部やればいいじゃないかと。また、社長がいちいち指摘するから、案を持ってくる社員もものを考えなくなるんではないかと。 孫さんが指摘してたのは、「JavaScript通信しますか?って表示出す必要ないだろ」とか、「かんたんケータイのデザインがダサい」とか、そこらへんのおじさん・おばさんでも感じているようなことばかり。でも社長プレゼンが10回もあり、毎回ダメ出しされるからこそ、提案する側は不完全なものを持ってきて、社長に言ってもらえばいいやと思うのではないかと感じます。 もしあのJavaScriptの表示がいらないってこともわからなかったり、かんたんケータイのデザインがダサいってことすらわかっていないんであればもっと重症ですが。でも社長にお伺いを立てなければ何もできない会社って、社員は無気力になりがちなんじゃないかと思うんですが、どうなんでしょう。すくなくともソフトバンクのケータイ企画に関しては、間違いなくそうです。 でもそういうトップに限って、「社員に危機感がない」とか、「日本の将来が危ない」「若者はもっと海外に行くべき」とか言うんですよね。で、ソフトバンクは幹部育成のためのソフトバンクアカデミアってのをつくりました。そんなことより、早くポジションを空けたほうがいいのに。

雑記

自社サービスについて色々考える機会をもらったことで、自分の進みたい道をじっくり考えることができています。4,5月くらいは、パッとしないものばっかりだなと考えていたけれど、やりようによっては面白くできそうなものも結構あります。もちろん経営戦略的な立場にたてれば、ってものも多いけど、自分のやりたいことを既存のサービスで実現するにはどうすればいいか?という風に、考え方が変わってきています。10年程度はこの会社にいるだろうから、この会社のサービス、資源を使って何ができるかを考えることが自分にとっても有益なんだと再認識しました。 しかしIT業界にいる人間として、iPad・iPhoneとか、Googleが提供するプラットフォームとか、巨人たちの手のひらで踊らされている感は否めないです。iPhoneアプリが盛況だからって、それをつくって一喜一憂するのは短期的思考に過ぎるとかんじます。こういう状況から脱却するイノベーションを起こしたいとも思います。 ただイノベーションは、当たり前と思われている部分に潜んでいる気がしてなりません。営業だ開発だとセクショナリズムが幅を利かせていたら絶対に気づけない部分だとは思いますが。 まあこっからは誰もやったことのないステージなんだから、下々の人間はとにかくしっかりやるだけですけどね。
アニメ「けいおん!」(1・2期含む)で「Cagayake! GIRLS」「GO! GO! MANIAC」を作曲したのは、25歳らしい。才能は年齢じゃないから、驚くことではないのかもしれません。でも「25歳」という年齢は、自分と3歳しか違わない。このニュースは『Cut』で知ったんですが、衝撃でした。自分の20代は恐らく、会社で辛抱することがメインになるだろうと思っていたので。20代という最も無知で、最も体力があり、最も若い時期に輝いている人を見て、自分は果たしてこうなれるだろうかという思いにとらわれました。 なれるかはわからない。でもなれるように進むしかない。自分の中身を高めるのだ。

理由付け

神奈川の高校野球も3回戦が消化されています。TVKの高校野球中継は5年前からほとんど変わらず、そして相変わらずすさまじい取材力で、各校と各地域の情報を視聴者に提供してくれます。神奈川の高校野球を観る人がどんな層なのか、そして彼らがどういうものを観たがっているかよくわかっています。番組として本当に完成されています。 もちろん神奈川の高校野球を観ない人には一切関係のない話です。でも観たいと思う人に対しては切実な問題です。それをTVKは完璧にこなしています。なぜか?TVKは「Why do we care that ?」にちゃんと答えているからです。なぜ神奈川予選を観なければいけないのか?そこに感動があるからです。どんな感動があるのか?各校・各町のために頑張る球児がいるからです。なぜその球児を観なければならないのか?皆ひたむきで、ナイスガイだからです。そいつらを観ると、どういう良いことがあるのか?学生時代の青くて熱かった日々を思い出すでしょう?…そういうことです。 全てのサービスは「Why do we care that ?」に答えられなければなりません。必要のないものがあふれている中で、人びとの目に留まるためには理由付けが必要です。使い方だって教えてあげないとダメです。どう使ってもいい商品は、結局どうしようもないんだから。

Java

Javaの研修を行っています。PHPと考え方が似ているので、PHPの時よりはスムーズに受けられています。もちろんまだ初心者なので必死ですが、ついていけそうな気はしています。使いこなせるようになるのは先の話でしょうが。 それでも言語を学んでいて、楽しいと感じられるのは非常にいいことです。言語の知識は積み重ねだから、自分が伸びていくのを感じられます。営業のように臨機応変力が重要なファクターとなる仕事だと、自分は案外ダメだったかもしれません。野球部にいたころは向いていると思っていたんだけどね。 もともとITなんて向いていないと思っていたからこそ、今を存分に楽しめているのかもしれません。相手に期待しすぎるのはよくない。自分のために会社があるわけじゃないからね。同じように、自分も会社のためにいるわけじゃないんだから。

7月に入った。

2週間続いたPHPの研修が終了。なんとかこれもテストで合格できた。が、テストで合格することは研修の最低ラインであり、実務ではもっと高いレベルが求められる…というのは耳にタコができるくらい聞いた。今やるべきなのはテストを満点に近い成績で合格すること。そのために手を動かし、頭に知識を叩き込むことだ。その過程で実務で使える能力が育てられていく、と信じている。間違っていたら修正すればいい。 できる人とは相当な開きがあるが、今更それを嘆いても仕方ないし、今の10倍、100倍頑張らなくてはとできもしない目標を掲げてハッパをかけても潰れる。だから頭を使って追いつくしかない。どうするべきか? じゅうぶん過ぎるくらいわかっているはずだ。削れる時間を削るのだ。to doを決めるより先に、 not to doを決める必要がある。熱意は無限だが時間は有限だ。トレードオフを意識しよう。