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ITS開幕

ITSというトーナメントが開幕した。初戦を勝利で飾ることができ、自分も1安打2得点2盗塁することができた。一週間に1回しか試合はできないが、前回の反省を次にいかしてもっとよい結果を出していけるようにしたい。野球からも学ばなくてはいけない。

英文法の本を再開した。特に読んでいるのはマーク・ピーターセンの「日本人の英語」。これを読むと日本人のやりやすい典型的なミスと、英語圏の人の感覚がわかって勉強になる。なぜ英語がそうなるのかが理屈でわかる。やはり言葉はロジカルにできているのだ。ブロークンでいい、通じればいいと言っているうちはダメだ。会社でバカにされないのは、日本の会社に勤めている人たちだからにすぎない。本当に会社がグローバル化して日本なんて知らないという人が増えたら、もっともっと英語力をあげていかないと本当に仕事にならないだろう。ブロークンイングリッシュでもいいと日本人がいうのは、胸にちゃんと投げられないのにキャッチボールは相手に届けばいいと言っているようなものだ。そもそも基本的なレベルに達していない。相手に負担をかけて陰でバカにされていることに気づかなくてはならない。

営業というのはどこも目標を決めてがんばるものだと思うが、営業マンはロジックを組み立てることはできる。でもそれが達成できるかどうかは組み上がったロジックだけでは判断できないのではないか?その成功率が30%だった場合、どうすればあげられるかを考えることはできるけど、それで本当に成功率が上がるのかと聞くのは無意味だろう。成功率が90%だからといって成功するとは限らない。やってみるまでは。そこで「できる」と言わせるのは恫喝だし、できると相手に納得させられるとしたら、それはロジックではなくレトリックのなせる技だ。得てして日本ではレトリックがロジックだと思われている。

反省して改善する、というサイクルを回しているだろうか。3.11でJRが駅構内に人を入れず都知事にカチ切れられ、今回の台風ではちゃんと駅構内には入れた。しかし小田急線はこの前秦野の方で鹿に衝突したとかで全線に遅れがでた。鹿に限らず千代田線での遅れで常に小田急は遅れる。これだけ毎回同じことを繰り返していて、彼らには反省して改善するという習慣がないのだろうか。3.11の教訓がJRで活かされたのは、社会問題になったからであって彼らにそういう習慣があったからだとは思えない。他の電鉄会社には活かされていないことからそれは明らかだ。小田急が同じことを繰り返しているのは社会問題になっていないからだ。振り返りをしない。立ち止まって考えるより前に進む方がいいと考えている。

でも実際は、立ち止まって考えたとしてもその後のスピードが速ければ先行している奴を追い抜ける。しかも一度考えておけば次同じ状況になったときに考える必要がない。でも一度も考えていないと毎回おなじ場当たり的処理を繰り返してロスをする。現場はバタバタして走り回ってなんとか解決して、達成感があるのかもしれないが無駄な働きだ。そういう仕事に生き甲斐を見いだしている限り進歩はない。

会社に外国人(特にアメリカの大学で教育を受けた人)が増えて感じるのは、彼らはいろいろなことについて振り返り、考え、ベストアンサーを出そうとすることだ。今回の台風における会社の対応についても、どうすればよかったのかと社内SNSにポストして議論していたのはすべてアメリカ人だった。日本人だけの集団でこういうことをすると、「答えを教えてもらおうとするな」って言われるんだけどそれは間違い。答えを「教えてほしい」わけではなく、「考えたい」のだ。そういうことを言う奴は考える力が欠如しているのではないのか。

IT業界はいよいよ大企業でなくては生き残れない時代に入った。結局のところアメリカの恐竜企業が業界をひっぱり市場をつくっていき、その他大勢がおこぼれにあずかるという様子だ。彼らの思考パターン、思想、振る舞いを理解して身につけない限りこの業界で生き抜くことはできないと思う。日本的なもの(なんてあるのか?)が受けるとか、妙にナショナルチーム意識を出す必要はなくて、完全にアメリカナイズされてしまえばいいと思う。アメリカ=世界ではないけれど、結局業界を支配しているのはすべてアメリカの会社じゃないか。負けを認めてからじゃないと、リスタートもできない。

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