優勝を目前に控えているが、今ひとつ実感が湧かない。先日の法政戦で勝ち点を取ったときはたしかに感動したが、あれは緊迫した試合に決着が付いたことによる興奮からだろう。ウルっときたのは、負けを覚悟したところで起きたサヨナラ劇だったからだろうか。涙もろくなっているのは事実だが、それは高校時代と違ってスタンドで試合を見ることが多くなっているからかもしれない。当事者ではあるのだが、グラウンドで時間を共有しているわけではない。そのズレが涙を引き起こすのだろう。単純に感動しているわけではない。
優勝したらどうなるのか。別にどうなることもない。感情は爆発するだろうが、翌日には夢のような記憶と共にいつもどおりの日々が始まっている。「ああ、あの日は優勝したんだ…」という記憶には実感が伴っているだろうか?結局のところ、重要なのは優勝そのものよりも優勝に至るまでのプロセスで、優勝はそれを証明してくれるだけにすぎない。今回のチームの場合、徹底的な議論をしたうえで全てのプロセスを決定したため、全てにおいて納得できる割合が多かった。妥協のないプロセスが既に行われていたからこそ優勝に近づいているのであって、開幕前の苦しい時期があった時点でこの躍進は運命づけられていたのかもしれない。
自分自身がこの結果に満足しているかどうかが、残る最大で唯一の問題だ。ここに至るまでのコミット具合、結果等々。そして自分自身が進むべき道が見出せたかどうか。今の段階では明確に答えられない。しかし、信じるしかない。これ以外の道はないのだし、後で振り返ったときに正しかったと言えるように、今頑張るしかないのだから。
自分の選んだ道が間違っていなかったと
証明できるのは、選んでからの自分の意思と行動だけだ。
できない言い訳をした時点で、自分の力不足を認めたことになり、
戦わずして負けるのと同じだといつも思っている。
人間、楽な方に流されるのは、恐ろしいほど簡単だ。
http://ameblo.jp/seyarumi/theme-10003247698.html
今いえるのは、自分は多くのことをこの部活から学んだということだけ。将来につながるとも思わないが、つなげることはできるし、つなげていきたいと思う。たくさんの知識と経験と感情を胸に秘め、残り少ない時間を全力で戦っていきたい。
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