母校が4回戦で惜しくも敗れる。これで彼らも高校生活で大きなウエイトを占めていた部活がなくなり、大学進学に向けて残りわずかな高校生活を謳歌することだろう。自分を振り返ってみると、実はここから先の生活が大学時代に大きな影響を与えていたと思う。ここで先回りして勉強しておけば後で役立つ、というようなせこい話ではなく、ここから何ヶ月かに感じたこと・考えたことが、自分を大学4年間突き動かす原動力になるという意味。僕の場合、引退後しばらくしてから自由研究に没頭し、そのまま卒業してしまったという感じなので、大学で何をやるかなんてことはあまり考えていなかったのだけど。
ただ、この数ヶ月間で「自分で調べて考えるって楽しい」という思いは出てきたので、それができるのはSFCだろうと考えた。しかし実際研究だけだとどのような生活スタイルになるかわからなかったのと、野球をあと少しやりたかった&優勝チームをつくってみたいと感じていた ので体育会に行こうと決断。まあ実際のところはこれだけではない。大学の研究なんて将来にはつながらないだろうから面白そうなことができる学部がいいな、ということでSFC。サークルに入るとストレスがかかりそうだからという理由で体育会。入らないのもそれはそれでストレス。まあ実際はそんなところ。スポーツやってる時はストレス発散になるし。
でも忘れてはいけないのが、高校卒業前になって山本道夫先生と交わした会話。硬式でマネージャーやるか準硬式行くかで迷っていると言い、なぜかと聞かれて言った言葉。「自分のために努力するのはもう満足したので、次は誰かのために力を尽くせる人間になりたいと思いました。」この時は自分でも本当かなと思ったけど、実際やってみて、やはり自分の奥底でこの思いはずっとあったのだと思う。というより、ここで自分が変わらないと、なんだかダメなような気がしていたから。
あれから4年がたって、当時の僕が思っていたような人間になれているかどうか。自分で判断することはできない。周りに判断してもらわないと。
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