ジョン・M・ハンツマン著『「賢いバカ正直」になりなさい』を読了。英治出版フェアで購入したものの残りで、特に期待せずに読み進めていたのだが、意外と心に残る言葉があって驚き。今の自分にとって必要な言葉が載っている本に、丁度良い時期にめぐり合うというのはまさにユング心理学でいうシンクロニシティなのかもしれない。
結局のところ僕は何が学びたいのだろう。何がと問うこと自体が間違っているのかも知れない。きっと本質的には世の中の全てを知りたいのだと思う。知識だけでなく、方法論までも含めた全てのことを。しかし現実的に全ての知識を個人に集めることは不可能だから、何とか現在興味のあるところから進めているという感じか。で、今興味のあることとは?マネジメントなのか?コーチングなのか?学生コーチでもなく、現在は主務ですらない立場の自分が?
今の自分はどんな存在でもない。役職はない。かといってただのヒラなわけでもない。「前任者」としてのヒラなのかもしれない。だから今の自分は最前線で働くというより、一歩引いた立場にいるメンター的な役割なのかもしれない。で、自分にメンターになれるほど経験があるわけでもなく(しょせん2年程度の経験だから)、とにかく知識を欲しているのかもしれない。確信が持ちたくて。
そんな確信が得られるはずもない。僕には最前線の経験がまだまだ足りない。でも今、強制的にメンターを演じるのも得がたい経験なのかもしれない。人に惜しみなく与えよ。全てを与えよ。出し切って何も残らなかったとしても、それを恐れてはいけないのだろう。ゼロからもう一度走り出せるようでなければ、きっと何もできやしない。
学生でいられるのはあと5ヶ月。野球部員でいられるのはあと3ヶ月。見返りを求めないようにしよう。このくらいの期間で音を上げているようでは、道なき道を切り拓くことはできない。
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