あと数日で会社員という身分になるわけですが、当然ながら身分が変わったからといって、中身が変わるわけではないです。会社はこの経済状況もあり、急激な成長を望むのでしょうが、正直言ってどのくらいの時間で「使いものになる」レベルになるのやら… 世の中も変わっておりますので、求められるスキルや思考も合わせて変わるわけです。なので上の方々が求める使える人材には一生なれないかもしれない。どういう人材が「使える」のかすらわからない状況になると非常に大変だなとも思うのですが、そうなってくれた方が、若い奴が一気に上へ行けるという意味では、そうなった方がいいとも思います。まあ何にせよ、全力で頑張りはするが、自分の能力や成長速度に対して過剰な期待はしないようにします。運動生理学的にも、技能向上は3歩進んで2歩下がる的な曲線を描くことが実験で証明されていますし、時折休んでイメトレをしてたほうが向上度合いが高いことも知られています。だからいつか使える人間になることだけは疑わず、しかし日々の成長が実感できなかったとしても、失望せずゆきたいと思います。
3年後、社会は変わっているかもしれませんが、人間の欲望はきっと変わっていない。だから人間の欲望をしっかり理解できるような人間になっていたいと思います。そういう習慣をつけていたいと思います。流れの速いギョーカイについていくことが目的となり、いつしかギョーカイに染まり、「今はメガネっ子が流行っているから、メガネっ子を出しとこう」「ツンデレが流行っているから、ヒロインはツンデレにしとこう」みたいな思考しかできなくなっていたら、職業人として終わりだと思います。
今の現象をなぞるだけではなく、なぜそうなっているのかを見抜き、仮説を立てて世の中に発信し、問う。そういう風に私はなりたい。って誰の言葉だったっけ?
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