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丸腰で登山はできない

研修がすさまじいスピードでこなされていくことに驚いています。コンプラとかマナーとか、もう終わっちゃうの?という感じだったのですが、自分のことなんだから、あとは自分でフォローしろっていうことですね。それが社会人です。自分の身を守るのは自分です。与えられて当たり前、教えられて当たり前から早く変わらねばならない。結果的にそれが自分のためになるのだから。

研修といってもお話を聞いているという形式なので、そこから何を感じるのかが勝負となります。たくさんの人がいて、たくさんの考え方があって、その結果たくさんの人生が刻まれている。正解はない。でも満足しているかどうかは明確に差が生まれる。少なくとも研修でスピーチする方々は皆自分の人生に満足しているだろう(そうは言わなくても、生まれ変わっても同じ生き方をするだろうという意味で)。だとすれば自分が目指すべき人生も、自分で満足できるかどうかというきわめて主観的な指標で測るべきだということになる。では、自分はどういう人生なら満足できるのか?これをしっかり突き詰めていかねばならない。

就職活動の際は、この問題を棚にあげていた。そうしないと内定が取れないから。でも今度はこれを考えないと、惰性で作業するだけになる。「世の中に広く影響を与えられる人間になりたい・そういう仕事がしたい」といって入社した。それはどういう意味なのか、真剣に考えてみる必要がある。

それが「現場なんて嫌だ。指示をする立場でいたい」だったら困るわけだが、大学時代に超がつくほど泥臭い現場仕事に携わった身としては、現場の大切さも知っているつもり。だからこの言葉の意味するところは「ふもとだけでなく、高いところに立って世界を見渡してみたい」「自分の知らない世界を知りたい」「誰も知らない世界をつくってみたい」という、非常にわかりやすく、典型的な若者の夢なのではないかと思う。

そのためにはとりあえず、技術・知識・語学などなど、今の自分にない力を身につけることだ。無知な素人が丸腰でエベレストには登れない。山を知り、体を鍛え、装備を整え、ベストな天候を選び、綿密な計画と優秀なシェルパをつけて初めてエベレストに登ることができる。今の自分は無知で丸腰だ。多少頑丈な足腰があるくらい。だからこそ、じっくり基礎固めをしなくてはならない。今無理しすぎると怪我をする。致命傷になりかねない。

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