今日は午前中に読書をして、午後は3時くらいから走りにいきました。読書は最近読み始めた『冬の喝采』黒木亮。黒木亮は3年の夏合宿中に『トップ・レフト』を読んで以来好きな作家。内容も好きだけど、硬い文章が好き。『冬の喝采』は自伝的小説ということで、著者の高校から大学くらいの活動がメイン。直接会ったこともある瀬古利彦さんも出てきて、しかも競争部の練習風景がメインで、懐かしい感じも受けつつ読んでいます。この影響もあって、最近ランニングに精を出しています。体重を落としていないから、全然ダメなんだけど。
今日は国道118号まで出てそこをずっと走り、調布市に入り、仙川駅手前から南下して野川に入るという初めてのコース。なんとか上水道もそうだったけど、ほとんど路側帯もないくせに交通量の多い道で、走りにくいことこのうえない難コースだった。昼食を食べて1時間経ってからスタートし、ペースをかなり落として走ったので、野川まで休憩なしで行けたのはよかったけど。あれだけの車があるなら、やっぱり小田急の線路沿いを走るのがいいのかも。ちょっと危険すぎるね。
野川を走りながら、何で今の会社に入ることを決めたんだっけと考えていました。キーエンスと伊藤忠が他に残っていて、伊藤忠に落ちてキーエンスが残り、今の会社とキーエンスを比べてみて、「一生センサー営業は嫌だ」「売るものも自分で考えたい」と思ってキーエンスを辞退したのだった。正直キーエンスでもよかったと思うけど、ウェブの世界に触れてみたいというのも抗い難い魅力だった。あと、営業以外の仕事をしたいというのもあったかもしれない。OBに「お前はいい営業になる」といわれ続けていたからかも。
じゃあなぜインターンまでやったGREEとか、DeNAとか、ドワンゴとか、もしくはYahoo! JapanとかGoogleを受けなかったのか。Googleは受けたけど落ちた(広告営業で。本当は技術で受けたかったけど、実績が足りなかった)。Yahoo! も受けられるのは広告営業だったけど、GoogleとかYahoo!で一番面白いのは広告営業じゃないだろ、と思い、受けなかった。今考えれば、受けるだけ受ければよかったかもしれない。電博は受けたんだし。
GREEを受けなかったのは、これも技術系で入れそうになかったのと、仮に入れたとしても、研修とかあるだろうかと不安になったから。あったとしても、ついていけないかも、と思った。人数も少なかったし、中途の変態プログラマーばっかりの中でできるだろうかと不安になったんです(実際2008年当時は創業してまだ4,5年だったはず)。今はすっかり有名企業だけど、まだあの時はソーシャルアプリとかいう言葉もなかったし、ケータイゲームもまだ大きな市場じゃなかった。今でも巨大市場じゃないけど、ある程度、カタイ市場なのかもしれないという見込みはできるようになった。正直言って、「行きたい!」と思ったのは、GREEだったかもしれない。
でも今の会社は「未経験でも研修あります!」とHPに書いてあった。あと、インターンでメンターをしてくださった方に、「お前は開発に行った方がいい」とアドバイスを貰っていたので、それを試してみたいという思いがあった。でもGREEじゃどうなるかわからん。で、今の会社に内定を貰ったので、行くことに決めた…という感じなのかな。後輩に色々とアドバイスをしているくせに、自分はなんとも、、という感じなんですが、まあこんな感じです。配属されて、ようやくスタートラインに立てるってことですね。
まあ心の奥底で、パブリックな仕事をしたいという気持ちはあります。既得権益者をぶっ潰したいとか、変な規制をぶっ壊したいとか(これ事態はパブリックじゃないけどね)。そういうことができるかと思って商社を志望してたけど、商社にそういう機能はないんだよね。商社は障害に文句をいいつつも、粛々と自分のやるべきことをやる…みたいな感じか(特に資源系)。これって、会社としては意味があることでも、中で働いている人が幸せかどうかはわかんない。まあこういうので誇りを持てる人が商社にいくんだろうけど。
まあ今の時点では、3年辛抱して技術と人間関係を築こうという以外にないです。そのために同好会にも入りました。研修中も目立つよう努力しました。技術はこれからです。その間にも世の中がどういう方向に動いていくか、きちんと見極めていきたいと思います。
そして何より、ペイすることをきちんと求めていきたいと思います。カネにならない忙しさはいらない。組織と心中するつもりはない。会社のためとか言い出した時点で、既に会社のためになってないように思うので。
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