あと一ヶ月で社会人1年目が終わる。配属されてからはまだ3ヶ月しか経っていないが、研修を含めて1年という月日が流れたのは間違いない。この1年でどれだけ変わったのか、自分ではよくわからないが、たくさんの戸惑いがあり、試行錯誤を繰り返していたのは間違いない。
配属されてから一貫して気をつけているのは、「一旦は全て受け入れる」こと。自分が居る場所は大学ではないし、他の会社ともちょっと違う「ベンチャー」と分類される場所。だからそこに流れる文化は、今まで自分が過ごした慶應という環境とは全く違う。その文化の違いを認識し、理解しなくてはならないと思った。だから配属されてから見たこと聞いたこと、その他新たに知ったこと全てを一旦「そういうものか」と思うことにした。会社の仕事は自分の見えないところでもうごいてる。だから自分が疑問に思うこと、馬鹿らしいと思うことも、理由があってそうなっている可能性が高い。しかしそれをすぐに知ることはできないかもしれない。だったらわかるようになるまで、まずは保留という形で受け入れるのがいいのではないかと考えた。少なくとも、今の自分には会社で通用する自分のスタイルや、仕事のやりかたなんてものはないのだから。
しかし未だにもやもやが消えない。あと何年かしたら本当に自分で動けるようになっているんだろうか、と感じてしまう。確かに若い人が中心になって働いている職場だとは思う。やらざるを得ない職場環境がそうさせるのだろう。しかしそうなった後、自分はどうなるのだろうと思ってしまう。30代、40代の人が職場にいるが、自分と同じMTGに出て、自分と同じような作業をしている(作業量やレベルは全然違うが)。違うのは決定権と給料。なんというか、自分のイメージだと、40代なんかはもっと下々の人とは全然違う仕事をしているのかと思っていたが、そんなもんか、という感じで若干拍子抜けしたのが正直な感想だ。これが銀行とかだともっとそのギャップはでかいだろう。結局のところ、20代のころの仕事なんてのは、30代、40代以上の人たちの仕事を奪わないためのバッファーとしてしか存在意義のない場合があるからだ。
管理職になりたくない、と思う若手社員の気持ちがなんとなくわかった。これからの時代、課長や部長を狙うのはあほらしい。10年は修行だと思って力をつけ、社長を狙うほうが得策かもしれない。
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