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カンブリア宮殿忘年会を見た

今更だけど、カンブリア宮殿忘年会を見たので、思ったことを少し書いておこう。
夏野さんは大学の授業をとっていたこともあって、発言の一つ一つにいちいち納得できた。ああいう人に習うことができて本当によかった。

夏野さんは今の就職活動について「学生に求めるレベルは非常に高いが、今雇われている人にはそれを求めていない。今の50代で英語喋れない人なんていくらでもいる」といっていた。就職活動や雇用の話を見聞きして違和感がある理由は、学生に対して「ああしろこうしろ」というだけで、今働いている人は何も変わらないでいいという前提があるから。本当なら、今の40~60代に同じような基準で選別し、働いていない人を切ったほうがいいに決まっている。できないのは民主党が労組を支持母体にしているからだろう。でもそんなことしてると、皆一度に死ぬんだろう。

あと留学について。これは忘年会では話されなかったが、今知識人とか専門家とか言われている人が「内向きになるな。留学しろ」と言うことに対する違和感。たいていの場合、留学して学ぶことは「英語」だけな気がするんだが、気のせいだろうか。世の中にはいろいろな学問分野があるけど、本当に海外が最先端な学問分野ってどれだけあるんだろうか。また、仮に最先端が海外だとして、本当にキャッチアップしなければヤバイという分野は何だろうか。そういうのをよくわかってないのに、ただ海外にいけというのはちょっと能天気な気がする。海外に行きさえすれば何かが変わるわけじゃない。

自分の学生時代、無駄な留学をした人は周囲にいくらでもいた。そういう人は海外にいくことが目的で、本来ならその目的は旅行で満たすべきだった。留学としていくなら、時間と金を投資するだけの価値があるものをきちんと選ぶべき。その価値ってのは、まあ90%就職だろう。それに役立たない留学だったらしない方がいい。なのに今ニュースとかだと、「留学(ほとんど遊び)はしたい。でもそうすると就職活動に不利になる。それはおかしい。だから就職活動は4年の秋から、もしくは卒業後にすべきだ。」という妄言を放つ人が結構多い。

学生なんてさっさと卒業しちゃった方がいい。その後で学びなおすかどうかは考えればいい。企業で働くかどうかは選択肢の一つに過ぎないけど、社会に何か還元していないうちは、結局何を考えてもムダなんだと思う。

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