今日は社会人2年目のスタート(いきなり午前休取ったが)。一年目の振り返りはそのうちやるとして、今日は自分の下の代が入社する日だったわけです。僕のいる会社は入社式があったようですが、そこで社長はどんなメッセージを伝えたんでしょうかね。自分の時を思い出そうとしても、正直全然思い出せません。海外展開と、ベンチャー企業のスピード感は話にあったと思います。でも、何か大きなメッセージみたいなものは思い出せません。ちゃんと聞いていたんですけどね。
聞いた話ですが、ある会社の入社式ではこんな言葉が送られたそうです。
このような状況に入社してくる皆さんは大変だと思う。誰もが「先の見えない時代になった」と言う。しかし考えてみて欲しい。今は先の見えない時代だと言うが、昔に預言者がいたわけではない。そういった言葉に踊らされず、目の前の仕事に一生懸命に打ち込んで欲しい。
そうは言ってもこの震災で「自分はこんなことをやっていていいのだろうか」と思っている人もいると思う。それでもなお、皆さんには一生懸命仕事に打ち込んでもらいたい理由がある。今、義援金として集まっているのは800億円を超え、1000億円にも達しそうだと言われている。これは日本国民全体(1億)で見れば一人当たり1000円を寄付したくらいの資金である。しかしながら、政府が試算している復興予算は20兆円であり、これを国民全体で割ると一人当たり20万円の負担となる。これだけの額を寄付でまかなうことは不可能なので、税金で負担することになるが、では誰が払うのか。消費税では被災者まで負担することになり、これでは意味がない。やはりここは、儲かっている企業の法人税を一時的に上げたり、儲かっている企業に勤めている人の所得税を一時的に上げたりすることになるだろう。
もうお分かりだと思うが、皆さんが一生懸命に働いて会社の利益を生み出すことで、結果的に復興の手助けにもなるということだ。一生懸命働くのは、もちろん自分のためだが、それが復興支援につながっているとも考えて、どうか前向きに日々の業務に取り組んで欲しい。
なるほど、と思いました。計画停電や電車のダイヤ乱れが続き、浮ついた気持ちになるのはわかります。しかし、東京にいる人間がどれだけ東北を気に病んでも、それで復興が進むわけではない。東京にいる人間しかできないこと、会社勤めをしている人間にしかできないことがあるのなら、それに集中すべきでしょう。
一緒になって沈痛な気持ちになるのは自由ですけど、それって案外自分のためだったりしますからね。
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