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便利屋

関わっていたAndroid案件が無事リリースされた。Androidといっても自分で中身をつくったわけではないので、理解が深まったかといえば微妙ではある。ただAndroid端末を3キャリアいろいろ触って、どんな使い心地なのかわかったのは大きい。またテストケースを考えるのはだいぶなれてきたのは進歩。

今回一番の収穫は、初の本番リリースを行ったことだろう。やっぱりどんなに手順書を書いても、自分でリリースをしないことには実感がわかない。どういう手順書がいいのか、ということは自分でやってみないとわからない。それをできたことで今後のドキュメントに活きるだろう。

リリースのあとはトラブル対応に参加していたが、こういう機会は今後も積極的に参加していきたいと思う。先輩からは、これが成長につながるわけではないとかいろいろ言われたが、自分はそう思わないからだ。成長というのが部署で扱うサービスや技術面を深めるということなら、たしかに他部署のトラブル対応に参加するのは時間の浪費だろうと思う。しかし実際はトラブル対応に参加することで、他部署の上司に顔が売れるし、自分の優秀さのアピールもできるし、意見もいいやすい。トラブル対応は対応方法がどんどん変わっていくから、その時正しいことを言える奴が一番正しいという状況になる。自分のいる会社の場合、若手でもトラブル対応なら特に意見がいいやすいから、そういう場所に参加して自分の意見が採用されればいいアピールになる。体力的精神的には楽ではないが、そのくらいのコストを支払ってでも参加する価値はあるだろう。特に他の社員が嫌っているようなものならなおさらだ。

とりあえず自分が会社にとってなくてはならない存在にならなくてはいけない。それは技術的な専門性を高めるだけが道ではない。むしろその道は海外から優秀な中途社員がきたらあっという間に行き詰まる。それよりも早いのは会社に役に立つ人間になることの方だろう。自分がいなければ回らないようにしてしまえばいい。そのための一つの方法が、「あいつに任せればいい」と思われる奴になることだ。でも便利屋になる心配なんてしていない。自分なら絶対にそうならない自信があるし、最初便利屋であったほうが、将来の専門分野を見つけるのも早いだろうからだ。そっちの方が絶対にいろいろな仕事を見られるのだから。

それでも自分のモットーは、「自分に合った仕事なんてない。自分が仕事に合わせるんだ」ですがね。どんな仕事にも最高に適応できる人間になることこそ、どんな環境でも生き残る道だと思うので。

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