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去る者と残る者

同期でまた一人休職者が出たらしい。それに加えてさらに一人身近に出そうな感じ。1年ちょっと経つが、396人ほどいた同期のうち、今残っているのは果たして何人なのか?下手をすると1/4くらいはいなくなったのではないか。

自分とは違う部署の話だから詳しいことはわからないが、今辞めてどうなる?と思う。敗北者としか思われないのではないか。これだけ目立つ会社にいるのに、そこに1年もいられなかったというのは、マッチングミスもあるので会社のせいでもあるが、辛抱が足りないと思われても仕方がない。まあ自分が将来どういう立場で飯を食っていきたいかによってそこは考え方が違うのだろうが。

もし自分がある程度のポジションにつきたいとか思ったら、逆境で逃げる奴はダメだろうってことくらいわかるはずだ。そんな奴に苦しい立場で皆を引っ張れるわけがないから。そんなやつにでかい仕事をまかせられるわけない。でかくなくても、すべて。

合う合わないの問題だという人もいるけど、会社でフルタイムで働いた経験もないのに、自分の適正がよくわかるなと思ってしまう。単になれないことをやって受けるストレスを、相性のせいだと思い込んでるだけだ。そんなものは時間が解決する。それを信じてやれるかどうかだろう。その経験があるかどうかはでかい。合わないと思ってたことがいつの間にか得意分野になってたなんてよくある。老人に頭を下げることとかね(好きではなかったけど)。

今日いみじくも上長がつぶやいていた「自分の興味のあることしかやらない奴は使えない」というのは、体育会だけの掟じゃないってことだ。どんなに若い会社でも同じ。組織がある程度の大きさになったら、組織人としての振る舞いが求められる。それも個人技であり、才能だ。

個の集合体は組織にならない。烏合の衆は組織ではない。化学反応して初めて結合できるのだ。個人として、化学反応を起こせる力を持っているかどうかが、巨大化する組織で生きていく鍵になるのかもしれない。

これができたばっかりのスタートアップだったら違うのかもしれないけどね。ある程度大きくなった組織で、自分がある程度の期間いることが前提になるのなら、ただの個人プレーだけでは通用しないんだろう。足場を積み重ねていく必要があるから。

まあ正直、これからは単に技術者としてのキャリアだけ積み重ねていこうと思っても難しいだろう。社内のスーパーエンジニアと言われる人や、社外に出て行ったエンジニアの人を見ても、スキルはすごいし目立ってはいるが、給料は上がっていないからな。

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