スキップしてメイン コンテンツに移動

北京旅行で考えたこと

GW明けは仕事が辛いです。北京に家族で行っていましたが、予想以上に面白かったです。その経済発展振りは予想以上で、ほとんど日本と変わらないという印象でした。ただまだまだ物が足りない(物を所有することが豊かさの基準)ので、中国でビジネスをやるなら日本などの先進国が20年前に経験したビジネスをやるべきだと思いました。

北京は5月というのに30度を超える暑さで、湿度は少ないですが、日差しとほこりがすごく、なかなか歩くには辛い気候だなと思いました。ただ地下鉄はローマやNYよりぜんぜんキレイで、セキュリティチェックもあり安全そうな印象でした。車内に物乞いもいないし、安心して乗れます。冷房がぜんぜん効いていないのは難点でしたが。

地下鉄の広告にはYoukuなどの動画サイトのほか、amazon.cn, adidasなどのグローバル 企業の広告が目立ちました。ベッカムやメッシの写真に中国語が重なる広告は珍しい感じがしましたが、かなりかっこよく見えました。伸びている中国の経済を色眼鏡で見ているというのはありますが、そういう新興国にもガンガン攻めていく企業の姿勢にかっこよさを感じるのだと思います。楽天やYahoo!は撤退しますが、コカ・コーラやナイキのような企業はしっかり根付いている。今度王府井という北京の銀座みたいなところにはForever21が出るみたいです。進出する企業と撤退する企業とは何が違うんだろう?と考えてしまいました。父いわく、コカ・コーラのような企業はアメリカのやり方を押し通しているようでいて、実にたくみにローカライズしているのだとか。それは商品だけじゃなくて、流通とか販売も含めてそうなんだろうな。

そして北京で驚いたのは、さまざまな価格帯の商品があること。有名シューマイ店で12個いりのシューマイは40元で食べられます。日本にもある北京ダックの店では1羽120元で北京ダックが食べられます(超安い)。でもスターバックスでカフェラテ頼むと45元します。シューマイより高いラテが普通に存在して、しかもそれを買う客がいるという。今の中国はさまざまな価格のものが一気にあふれている状態だと父が言っていました。日本の場合はもっと段階をふんでいろいろな商品がやってきたんだと思います。ラテはたしかに高いけど、超高級なスイーツとして消費されているのだ、ということらしいです。日本人でも超高級フレンチはおいそれと食べれないけど、ピエールエルメのスイーツだったら、スイーツとしては高いけど買うことはできる。そんな感じでスタバが消費されているんだそう。当たり前ではあるけど、日本と同じ感覚で物価を考えると間違えてしまうんだろうな。でもこれは短期でも言ってみて、そういう目でみないとわからないことだと思う。

北京にいたのは3日間だけだったけど、万里の長城とか故宮博物院とか名所を見られただけじゃなく、いろいろ感じることのできた良い旅行でした。それを受けて、やはりこれからビジネス系の力をつけていかないとなーと感じたしだいです。ビジネスを成長させられる人間にならないと食っていけないな、と。僕はスタートアップを興したとか、おもしろいサービスをつくったとかでfacebook有名人、twitter有名人になりたいわけじゃないです。facebook上の狭いコミュニティでクリエイティブになりたいわけじゃなく、世界中で砂糖水を売れる人間になりたいです。ジョン・スカリーはスティーブ・ジョブズにコカ・コーラから引き抜かれるとき「世界を変えるか、いつまでも砂糖水を売っているか」みたいなことを言われたようですが、(もちろん世界を変えるのが一番いいんだろうけど)世界で何かを売れる方がいい!と、この北京旅行で強く思いました。

facebookのLikeボタン経由のブログとか見ていると、結局いつも同じ登場人物。で、同じ人物がLikeしている。外の人が見ている以上に、web業界は狭い世界だと思います。で、結局成功企業があんまり出ていない。ソフトバンクもwebに入れると、ソフトバンク、楽天、サイバーエージェント、GREE、DeNA。時価総額的にこれくらいしか世界100位に入っていないのでは?それ以外は結局世界で戦えるレベルになっていないということ。facebookの手の上で遊んでいるだけみたいなところも多い。個人的には、そういうのはやりたくない。ライバルはfacebook。本気で倒す。みたいな勝負をしているところに身をおきたい。

なんかまとまりのない内容ですが、今はそんなことをぼんやりと考えているということです。力を貯めるためにも、しばらくは今の会社にいるのでしょう。で、今年以降のビジネススキルアップ計画を立ててみました(グロービスだけ)。

■2012(25歳)
1-3   なし
4-6   クリティカル・シンキング ←イマココ
7-9   なし(TOEIC, LPIC)
10-12 マーケティング・経営戦略基礎


■2013(26歳)
1-3   アカウンティング基礎
4-6   ファイナンス基礎(ビジネス定量分析?)
7-9   なし
10-12 ビジネス定量分析(ファイナンス基礎?)


■2014(27歳)
1-3   リーダーシップと人材マネジメント基礎
4-6   マーケティングⅠ(単科受講)
7-9  
10-12 

1Qに1個の受講だと27歳になってしまうという現実…恐ろしい。1Qに2個にすると2013年中に終わることになる。7-9月期をあけているのはバッファです。英語とか技術系の勉強をするかな、というのと、海に行きたいというのと…

とりあえず65万くらい必要なのでお金は貯めないと。まあこれはボーナスでなんとかなる額ではある。でもその後MBAとか修士にいくつもりなら、計画的に貯めておかないとな。

コメント

このブログの人気の投稿

グロービス(GMS) クリティカルシンキング Day5

クリシンのDay5が終了。Day4のレポートを振り返ってみると、自分の考え方にいくつか欠点があるので備忘録として書き残しておこう。かなり簡略化しています。 ■間違えたこと(勘違い、思い込み) 具体策まで提案するんだと思っていたこと ■ できなかったこと 社長は何を知りたいか?という視点 社長のものごとの判断軸 ■なぜできなかったのか? 社長への提案=ビジネスプランみたいなものだと思っていたから(それしか知らなかった) 情報から何が言えるかを考えて、まず枠組みから考えることをしなかったから(ダメダメ) 社長がどういう判断軸で物事を決めていくのか、というのがわからないから(経験不足?) 社会人生活も3年目に突入したわけですが、仕事も割とできるようになったかと思ってきたわけですが、社長視点でものを考えたことなんてなく(やってたつもりでもしょせんは床屋談義の域を出ない)、それがダイレクトに結果に現れている、という気がします。社長はおろか課長とも一緒に仕事なんてしないので、どういう判断軸で仕事をしているかなんてわかりようがない。自分の職種が技術系というのも関係しているのかもしれませんが、それにしたって経営スキルというか、このへんに鼻が利かないというか、力不足に打ちのめされるばかりです。。 でもこれはある意味で仕方なのないことだ。こういう打ちのめされる経験をするためにお金を払ったようなものなんだから。ここから努力して力をつけていけばいい。会社で経験積んで〜なんて悠長なこと言ってられないからね(そもそも待てない)。 ところでこれは完全に個人的な感想なんだけど、プログラミングってそんなにクリエイティブな仕事かな。ザッカーバーグはfacebookをクリエイトしたけど、大事なのはfacebookという製品と仕組み(友達の交際関係が見られるとか…映画であったよね)であって、中のコードじゃないはず。使う人は中のコードがきれいかどうかとか、どういう開発スタイルでつくられたかなんて気にしないわけだし。webサービスはアートだとは思うけど、大事なのは外面で中身じゃない。だから中身については徹底的に効率よくつくることさえできればいいんじゃないかと思うんだが。。それをクリエイティブとか言うんだったらミスリードな気がするな。

マーケティング&経営戦略基礎Day4とDay5感想

■Day4 飲料業界のケース 自動販売機とコンビニのチャネル比較 生茶が出てきたとき、伊藤園は二つのうちどちらを重視するか ■Day5 日本の鉄鋼業界のケース 日本鋼管(JFEの前身)は99年にどういう経営判断をすべきか、というもの 合併すべき?すべきとしたら、それはなぜ? 当時の経営課題って何? ついに後半戦です。いままでの知識を総動員して課題に取り組む必要あり。が、いざ設問を前にすると、設問に答えてしまうという罠に陥ってしまいます。大事なのは設問に答えることではなく、経営者の疑似体験なのだから、自分で経営課題を設定して取り組まないといけないのにね。そこが疑似体験の難しいところではあるんですが、それでも他の方の意見や講師の方の指摘を受けて、少しずつ自分の考えが深まっていることを感じています。前よりもだいぶフレームワークは自然に使えるようになってきたし。それがはじめの一歩であるんですが。 自分の中で、2年後にすこし大きな決断をするということを決めたので、来年1年間でどれだけインプットできるかが勝負になります。ちょっと厳しいくらいにつめこんでもいいかもしれません。なんだかんだ海にもいくだろうし。来年は20周年同窓会はないから準備もないので年末も余裕あるでしょう。どこかで2科目とるくらいでいいかもしれん。 2013年の理想的な履修計画はこんな漢字か。 1Q ・なし(TOEICあげないと。あとKEIO MCCでプロマネ) 2Q ・アカウンティング基礎 3Q ・ビジネス定量分析 ・(人材系(名前忘れた…)) 4Q  ・ファイナンス基礎? あれ以外とこんなもんだっけ。2013年中に基礎は全部取れちゃうな。。 2Qで会社の海外カンファ派遣に応募しようかと思うので、今のうちに探さないと。どうせならeコマースがいいな。ガチガチのエンジニア系だときいてもわからん。あとできるなら近場がいい。アジアとか。正直ソウルとかでいいです。友達と行くわけじゃないし。 Day4,5の内容を振り返ると、日本企業でもある時期を切り取ってみると、戦略、マーケ的に大成功した企業が結構あるんだなーというのが正直な感想です。ITの世界にいると、グーグルだアップルだっていう海外礼賛か、スタートアップだ学生起業だリーンだっていう判官びいき的な小さいも

マーケティング・経営戦略基礎Day2終了

先週末はDay2でした。バリューチェーン分析が主なトピック。 バリューチェーンを分析する前にPEST分析や5F分析をやって 、KSFを出しておくべきだったんですが、それをやってなかった。 。後から考えればなぜやっていない、という感じなんですが、予習の段階で図を作ろうと思うと手が止まってしまうんですよね。なぜだろう。とりあえず手を動かすべきなのに。 まず紙に書くべきか。 クラス内ではらでぃっしゅぼーやとオイシックスのバリューチェー ンを分析。 バリューチェーンって、生産とか販売とかの個別の要素でよしあしを計るようなイメージがあったけど、 そうではないことがわかりました。あくまでつながり、全体としてどういう強みができているのか? という視点で考えないといけない。 よく考えたらそうなんだけど、 いざやれといわれるとできないんだよなー。やっぱりこういうのは技術、技なんだなと思う。 とにかく練習するしかない。そして全体練習だけではぜんぜん足りないので、 個人練習をたくさんやっていくしかない。 これで経営戦略だけのクラスは終わり、次回からはマーケに入ります。まだまだぜんぜんできてない!という印象なのですが、時間は止まらないので振り返った結果を次の予習に活かすしかないです。しっかり外部環境分析からはじめて市場、競合分析に落としていく。。。愚直にやった人が伸びるとクリシンのときに言われた気がするので、今こそ実行する時だ。 Day2が終わった後は丸の内に移動して丸ビルへ。名古屋商科大学のMBAを見に行きました。個別相談的な。授業を見学もさせてもらったけど、年齢層はかなり高め。若くて30前半という印象。また割りとアカデミックな感じかな?印象なので当てはまらないかもしれないけど。。GMSは正式なMBAではないので、この雰囲気と比べるのは適切ではないと思うけど、グロービスのMBAと比べると雰囲気はどうなんだろうと思いました。一度単科で確かめる必要がありそう。 しかし名古屋商科大のMBAはなかなかよさそう。特に海外の有名MBAコースに最短1週間から留学できるというのがいい。今の職場は割りと休みがもらえるし、英語力的には問題ない(TOEIC750らしい)ので、これはぜひチャレンジしてみたいところ。また外資系企業から見ると、外部機関の認証があるかど