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プロジェクトも終わりに近づく

プロジェクトはなんとか終わりそうです。7月中旬からやばいと思い始め、お盆休みの頃は無理だとも思いましたが、多くの人の助けもあってなんとか行けそうというところまで来ました。プロジェクトリーダーの方がつぶやいた「なんとなかった」というのはまさにその通りで、「なんとかした」というより「なんとかなった」という印象が強いです。こっちがしたのは「助けてください」というお願いばかり。でもそのお願いをするということが意外に難しいというのが、今回のプロジェクトでよくわかりました。

今回のプロジェクトが以前の大きなプロジェクト(昨年夏〜今年1月まで)と大きく違うのは、自分の立場です。前回は自分はただのいちプログラマーでした。でも今回は、プログラマーではあるんだけど、それ以上のことが求められた。状況の判断とその後の行動が結構まかされていました。まかされているからこそ、どこで助けを求めるかということも自分で考えないといけない。こういう状況は初めてだったので面食らいました。とにかくあらゆることを同時並行的にやらなくてはいけないことが。プランAで進めていながら、失敗したときのことも考えてB,Cも用意しておく。しかしAが失敗するとしたらどういうシナリオなのかも考えておかないとB, Cは考えられないからそれも考える。でもプランAは成功する前提で実行する、みたいな。

正直言って、7月中旬からはプログラミングじたいはほとんどしなかった。でもこのプロジェクトが成功するかどうかは、完全にプログラミング以外の部分にかかっていた。テストが通るかどうか。環境が整っているかどうか。調査の方法は正しいかどうか。他部署との調整が間に合うかどうか。自分とメンバーの体力と気力が持つかどうかなど。結局のところ、このプロジェクトの前に立ちふさがっている壁に対して、取り除くためにどれだけ力を尽くせるか、という一点につきるのだと思う。自分はプログラマーだからとか、そういう立場に拘泥した考えでは間違いなく失敗していた(まだ成功していないけど)。プログラミングが楽しいのはその通りだと思うけど、プロジェクトが成功するのはもっと楽しい。その結果世の中や周りに認められて、あわよくば評価や給料が上がればさらに楽しい。

こういう考え方って、珍しいのかな?勝つから楽しいんじゃないだろうか。売れるからすばらしいんじゃないだろうか。個人的には、ずっとプログラミングができる職場でも、会社としての利益がなく赤字とかいうところでは働きたくない。自分の働きが貢献になっていないどころか、働くほど金が消えるということだから。

 でもそういう考えじゃない人も間違いなくいる。けっこういる。そういう人たちをまとめたり、ひっぱったりする立場になったとき、もっとうまいことできるようになりたい。
組織に貢献するとか、それが自分の利益にもなるとか、そういう概念が微塵もない人とでもいいチームを組めて力を出せるようにならないといけない。そうでないと、自分は環境に依存して仕事をすることになる。

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