気がついたら同期も1/4くらい退職しているらしい。なぜそんなバタバタ辞めていくのか自分には理解できないけど、当人には切実な理由があって辞めていくんだろう。色々な人から話を聞いて、退職の理由にもいくつかパターンがあることがわかってきた。
A. 内部環境
1. フィジカル的要素
2. メンタル的要素
B. 外部環境
1. 既存の競合
2. 新規の競合
すごく簡単に分けるとこんな感じだろうか。で、新卒が辞める場合、Bの理由であることはまずない。そういう理由をつけていたとしても、だいたいはAの理由。しかもだいたいはA-2のパターン。
メンタルが理由といってもいろいろあって、仕事がいそがしくて心が折れる(A-1にも入るか)とか、飽きたとか、つまらないとか、感想は千差万別だ。自分に合っていないとか、もっと楽しく、やりがいのある仕事を、とかも聞く。
自分だったらそれらの理由にどう答えるか、というのを、ちょっと残しておきたいと思う。当然こう考える人を否定するわけではない(パーソナルな問題だから)。あくまで自分だったらどうか、という意味だ。
1. この仕事は自分に合っていない。
なぜそう言えるのか。また、次の職場は自分に合っているとなぜ言えるのか。
2. 自分のやりたいことをしたい
自分のやりたいこととは何か。どうすればわかるのか。わかっていたとして、やりたいことを仕事にすれば続けられるのか。
3. お金を稼ぐためだけならこの仕事をしたいとは思わない。
では何ならできるのか。何のために仕事をするのか。
4. もっと小さなベンチャー企業で自分を試したい
ベンチャーで戦力になれるか。仕事以外に多くの雑用があるが、それをやるつもりはあるのか。また、通用しなかったら後はどうするのか。
5. 世界を変えるようなイノベーティブなプロダクトを出したい。
なし
6. 金をとにかく稼ぎたい。
いいのではないだろうか。金は絶対に必要だし、ないよりあった方がいいに決まっている。でも自分は、金だけのために仕事ができるほどタフではないと思っている。自分は。
7. とにかくコーディングがしたい
コーディングの仕事があるところにいけ。むしろそういう仕事をつくれ。そうでなければただの作業者。天才は凡人の何倍も生産性が高いというが、そういう人は野球界におけるイチロー並みの存在だということを忘れている。つまりイチローしかいないわけだし、あなたも私もイチローではないということ。
8. 普通にはたらいて、普通に生活をしたい。
普通って何か?親世代のような働き方か?だったらそれは無理だと思う。死にものぐるいで競争に打ち勝って、はじめて親世代のような生活が手に入る。それはもう普通ではない。
いろいろ退職理由を聞いてきた気がするけど、種類としてはこんなもんだった。エンジニアだとそのとき面白そうな会社を渡り歩くみたいな人もいる。それで10年給料が上がらないとか。当たり前だ。それでもその人がいいと言うならまったく問題ではない。価値観の違いでしかない。それではじり貧だと思うけど。
思うのは、就職活動からそれ以降でちゃんと考えなかったツケが今回ってきているということ。就職活動の面接では入るための台詞を言う。でも入ると決めてからは、ごまかしのないちゃんとした理由を考えておかないと、自分を支えることはできないんだと感じる。
金さえ入れば満足か。仕事がエキサイティングなら満足か。定時に帰れれば満足か。友達に自慢できる会社名なら満足か。海外出張が多ければ満足か。
自分の中で会社を評価するマトリクスがあったとして、全てに○がつく会社なんてあるわけない。トレードオフになるに決まっている。でも問題なのは、そこでトレードオフをちゃんと評価できないことだ。金さえ入ればどんな労働環境でもいいのか。定時に帰れれば仕事はくそで皆と休みが合わなくてもいいのか。終身雇用で安定していれば老人が多くて古い慣習が多くてもいいのか。
誰も評価してくれない。決めるのは自分。でも最初の会社に入る前に、その評価軸が定まるなんてあり得ないと思う。思っていたらそれは間違っている。わかるわけがない。働いたことがないのに。
自分は2年と半分働いて少しずつわかってきた。高給でさえあればいいというわけではないこと。古い慣習は嫌いだということ。意思決定のスピードは何より大事だということ。インターネットの世界が好きだということ。世界で勝負しようという気概が気に入っていること。社長以下役員がアホだと全てがダメになるということ(弊社のことではない)。ごちゃごちゃ言わずにやれ!が結構大事だということ。会社が何かをしてくれるという考えは危険だということ。。。
この2年半でやりたいことが見つかったとは思わない。でも入社前から変わっていないのは、やりたいことが見つかった時に、できる自分になっていたいということ。
当初は能力のことだけを想定していた。でも今はそれに加えて、生活とか考え方も大事だと思うようになってきた。
もし自分のやりたいことを実現するために、ミャンマーに行かなければいけないとしたら?日本にある物を全てすてないといけないとしたら?
それをしないと絶対後悔するとわかっていたとしたら?
本当にやりたいことなら迷わないだろう。今はそういう考え方になった。迷ったら違うのだ。
そういうものがでてくるかどうかはわからない。出てこない方がいいのかもしれない。でも出てきた時に躊躇して、後であーだこーだといいつらねて、自己憐憫に陥るのだけはしたくない。
他人との勝負に負けることはあるだろうが、自分との勝負、自分の人生の勝負に負けることは許されない。
A. 内部環境
1. フィジカル的要素
2. メンタル的要素
B. 外部環境
1. 既存の競合
2. 新規の競合
すごく簡単に分けるとこんな感じだろうか。で、新卒が辞める場合、Bの理由であることはまずない。そういう理由をつけていたとしても、だいたいはAの理由。しかもだいたいはA-2のパターン。
メンタルが理由といってもいろいろあって、仕事がいそがしくて心が折れる(A-1にも入るか)とか、飽きたとか、つまらないとか、感想は千差万別だ。自分に合っていないとか、もっと楽しく、やりがいのある仕事を、とかも聞く。
自分だったらそれらの理由にどう答えるか、というのを、ちょっと残しておきたいと思う。当然こう考える人を否定するわけではない(パーソナルな問題だから)。あくまで自分だったらどうか、という意味だ。
1. この仕事は自分に合っていない。
なぜそう言えるのか。また、次の職場は自分に合っているとなぜ言えるのか。
2. 自分のやりたいことをしたい
自分のやりたいこととは何か。どうすればわかるのか。わかっていたとして、やりたいことを仕事にすれば続けられるのか。
3. お金を稼ぐためだけならこの仕事をしたいとは思わない。
では何ならできるのか。何のために仕事をするのか。
4. もっと小さなベンチャー企業で自分を試したい
ベンチャーで戦力になれるか。仕事以外に多くの雑用があるが、それをやるつもりはあるのか。また、通用しなかったら後はどうするのか。
5. 世界を変えるようなイノベーティブなプロダクトを出したい。
なし
6. 金をとにかく稼ぎたい。
いいのではないだろうか。金は絶対に必要だし、ないよりあった方がいいに決まっている。でも自分は、金だけのために仕事ができるほどタフではないと思っている。自分は。
7. とにかくコーディングがしたい
コーディングの仕事があるところにいけ。むしろそういう仕事をつくれ。そうでなければただの作業者。天才は凡人の何倍も生産性が高いというが、そういう人は野球界におけるイチロー並みの存在だということを忘れている。つまりイチローしかいないわけだし、あなたも私もイチローではないということ。
8. 普通にはたらいて、普通に生活をしたい。
普通って何か?親世代のような働き方か?だったらそれは無理だと思う。死にものぐるいで競争に打ち勝って、はじめて親世代のような生活が手に入る。それはもう普通ではない。
いろいろ退職理由を聞いてきた気がするけど、種類としてはこんなもんだった。エンジニアだとそのとき面白そうな会社を渡り歩くみたいな人もいる。それで10年給料が上がらないとか。当たり前だ。それでもその人がいいと言うならまったく問題ではない。価値観の違いでしかない。それではじり貧だと思うけど。
思うのは、就職活動からそれ以降でちゃんと考えなかったツケが今回ってきているということ。就職活動の面接では入るための台詞を言う。でも入ると決めてからは、ごまかしのないちゃんとした理由を考えておかないと、自分を支えることはできないんだと感じる。
金さえ入れば満足か。仕事がエキサイティングなら満足か。定時に帰れれば満足か。友達に自慢できる会社名なら満足か。海外出張が多ければ満足か。
自分の中で会社を評価するマトリクスがあったとして、全てに○がつく会社なんてあるわけない。トレードオフになるに決まっている。でも問題なのは、そこでトレードオフをちゃんと評価できないことだ。金さえ入ればどんな労働環境でもいいのか。定時に帰れれば仕事はくそで皆と休みが合わなくてもいいのか。終身雇用で安定していれば老人が多くて古い慣習が多くてもいいのか。
誰も評価してくれない。決めるのは自分。でも最初の会社に入る前に、その評価軸が定まるなんてあり得ないと思う。思っていたらそれは間違っている。わかるわけがない。働いたことがないのに。
自分は2年と半分働いて少しずつわかってきた。高給でさえあればいいというわけではないこと。古い慣習は嫌いだということ。意思決定のスピードは何より大事だということ。インターネットの世界が好きだということ。世界で勝負しようという気概が気に入っていること。社長以下役員がアホだと全てがダメになるということ(弊社のことではない)。ごちゃごちゃ言わずにやれ!が結構大事だということ。会社が何かをしてくれるという考えは危険だということ。。。
この2年半でやりたいことが見つかったとは思わない。でも入社前から変わっていないのは、やりたいことが見つかった時に、できる自分になっていたいということ。
当初は能力のことだけを想定していた。でも今はそれに加えて、生活とか考え方も大事だと思うようになってきた。
もし自分のやりたいことを実現するために、ミャンマーに行かなければいけないとしたら?日本にある物を全てすてないといけないとしたら?
それをしないと絶対後悔するとわかっていたとしたら?
本当にやりたいことなら迷わないだろう。今はそういう考え方になった。迷ったら違うのだ。
そういうものがでてくるかどうかはわからない。出てこない方がいいのかもしれない。でも出てきた時に躊躇して、後であーだこーだといいつらねて、自己憐憫に陥るのだけはしたくない。
他人との勝負に負けることはあるだろうが、自分との勝負、自分の人生の勝負に負けることは許されない。
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