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映画の感想など

最近観た映画の感想など

■ブラックホークダウン
「No man leave behind」の掟。
仲間がいるから戦う。
戦争の是非、アメリカの責任を問う映画ではない。
 あくまで司令部の指示に従う。
 戦場に赴くのに高尚な信念は必要か?


■頭上の敵機
部下思いの上司とは?
何が部隊にとって大事なのか。
そもそも一番優先されるべきことは何か。
部下は上司の心労なんて知らない。
それでも上司は鬼になりきれない。
部隊の責任は誰にあるか。
一番上と一番下以外、組織においては全部中間管理職。


戦争映画というのはいろいろ感じられてよい。お金をもらって仕事をする立場になってますますそう思う。それまではしょせん自主的な活動であり、お遊びだった。お遊びで精神を病むことはない。

ブラックホークダウンについて。 なぜソマリアまでいって戦うのか。それも日に何度も出撃できるのか。一人ひとりの問題として考えると、大義がどうこうとかそういう話ではないだろうと思う。フートが最後に言うように、そこに仲間がいるからというくらいでいいし、それくらいが一番強いのだろう。コントロールできることだけ考える。自分の手の及ばないことをうらんでも仕方ない。目の前に集中する。余計なことを考えてて死んだら悔やんでも悔やみきれない。

頭上の敵機について。結局部隊の最優先事項はなんだろう。一つの部隊は一国のためにあり、一国の勝利のためにはどこかが犠牲になることもやむをえないこともある。一人ひとりを心配して、結局戦争に負けたらダメなんだということ。でも兵士にそんなことわからないし、説得も無駄。

押井守がいっているように、部下は上司の悩みなんて一切気にしないで好き勝手に言う。その溝は絶対埋められない。気持ちが通じ合っても誰かが犠牲になる必要があるときがくる。そのときに誰かを切れなければ、全員が死ぬことになる。軍隊だけじゃなく、会社も同じ。シャープがいい例。

小さい組織でフラットであれば、サヴェージ准将の前任者のやり方でもいけるのかもしれない。でも組織が成長すれば、やる気はあるけど能力が追いつかないやつを切る日がくる。それができるのかという話。facebookでもサヴェリンを切った。組織を伸ばしていきたいなら逃げられない。でも現状維持を望むなら、下からやってくる外敵にやられることになる。いずれは死ぬ。

ちゃんとわかっていないといけないな。

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