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エヴァンゲリヲンQを観てきました

※僕は観たのでひたすらに書きます。

六本木で観たというのに超満員でした。公開から1週間経ったかどうかというタイミングで、しかも場所を選んだつもりだったのにこの入りには驚きました。大きなお友達は言うまでもありませんが、外人もいたりしてそこは場所を感じますね。しかし当然英語字幕なんて入らないわけですが、わかるんでしょうか?

今回予約にあたって東宝シネマズのサイトから予約を試みたわけですが、あれって便利ですね。楽天あんしん支払いサービスという、楽天のアカウントで決済できる仕組みに連携しているってことは知っていたのですが、公開時間を選んで座席を選び、楽天のアカウントにログインして終了。あとは劇場にいって、チケット売り場とは別の機械に並んで、あらかじめ発行された番号と登録した電話番号を入力して発券。わずか10秒程度。早い!!これはなんと便利なんだろう。ていうかなぜ今までこれを使わなかったんだろうか。これがあれば、「並ぶかなー何分前に行けばいいかなー」という非常に毎回迷う労力が必要なくなります。いいね。

なんかしりませんがエヴァの前にじぶりの巨神兵の映像が挿入されます。気づかなかったけど義堂さんが出ていたらしい。気づかなかった。この映像じたいのできはいいんじゃないでしょうか。見ようによっては本編のサードインパクトがこんな感じですよという暗示だと見えなくもない。が、そこまで狙ってるのかはよくわかりません。まあたぶん現代美術館で監督があの特撮の展示やった関係でじぶりに撮らせないといけなかったってことでしょうか?

個人的に、渋谷が壊滅する映像は劇場版ガメラの1作目が一番インパクトあると思います。

で、本編に入るわけですよ。いきなり宇宙でした。ていうかここにきて、序と破をほとんど覚えていないことに気づく。あれ、どうやって終わったんだっけ?ていうことに気づいてから、なんで宇宙にいるんだっけということで置いてきぼりをくらった感は否めません。でもあとからいろいろと感想を観ているとそう思ったのは自分だけではなかったようで一安心。ここの感想は「目が回るなぁ」というのと「アスカしゃべりすぎじゃね?」ということですね。なんでこんなに説明口調なの?←たぶんいきなり前回との流れがぶったぎれたからだろうな。

で、そのあとよく覚えてないんですがシンジ君が運ばれてて、相変わらずエバァって言う葛城さん赤城さんたちと再会。(でも昔はエバーって言ってたからね。それに比べれば進歩した)。そしてなんかいきなりシカトされてその後アスカにキレられ、実はあれから14年経ってたんですよということを知るに至ると。28歳のアスカかー。 一応途中でなんとなく、ネルフvs葛城軍という構図になっていることを知る。劇場で観たのになんでそうなったのかはよく覚えていないという。

以下時系列にたどると、ネルフの綾波に救出されてゲンドウ・冬月と再開し、カヲル君との出会い・ピアノ教室を経てエバァ13号機?で槍を抜きにいく過程でアスカ・メガネと戦う。槍を抜いたらやりなおせるんだとかいうギャグもむなしく地球が爆発し、カヲル君の頭も爆発し、最後は赤い砂漠っぽいところで綾波、アスカ、メガネ(はいたっけ?)、シンジ君がそろって歩き出す的な。そしてまさかの次回予告。

以上になります。
よろしくお願いいたします。


って感じなんですが。

観ながら・観終わって感じたのは、「あーもうこの製作陣は一生エヴァから逃れられないな」ということです。かつて皆が熱狂したエヴァ。皆が観たいエヴァ。皆の心の中にあるエヴァの思い出。それをいかに表現するかってことだけを宿命付けられちゃったなーという感じ。

エヴァをつかってエヴァじゃないものをやるとかできない。シンジ君が聞き分けのいい大人になっちゃったり、健康的な綾波とか、バカっていわないアスカがでてきたりするエヴァなんてエヴァじゃないってことですよね。 お客さんの想いが強すぎて、それから外れたものはもうつくれない。あのメガネですらぎりぎりの線なんだろうなあ。正直いる意味があんまない気がするけど。ここまでは。

総じてエヴァQは、自分にとってはTVでやってたエヴァそのままのテイストだったと思います。そういう意味では期待を裏切らない映画だった。シンジ君の絶叫とかミサトさんのくそ人間っぷりとかね。

だけどなんていうか、もうエヴァって時代においていかれたなーとも思うわけです。劇場版ではあんまり触れられてないけど、エヴァってマギとか出てるんだからね。マザーコンピューターが出てきちゃうんだから。もう今のアニメ(実写映画でもいいけど)でマザーコンピューターなんて出ない。ていうか存在も知られてないんじゃないのかしら。昔のSFには必須だったけどなー。2001年宇宙の旅とかエイリアンとか。全知全能っていうのは人間を超えたひとつの存在だった。でも今はインターネットに置き換わってるんだよね。ていうのがひとつ。

もうひとつが、作品の世界観をつくりあげる方法。エヴァといえばキリスト教的なものをたくさんくっつけることだった。それがなんだかすごそうだったし、猫背のロボットとかロボットから血が出るみたいなビジュアルともマッチしてすごそうな印象になった。それを後のアニメはかなり模倣したし(エウレカセブンなんて丸パクリ) 、ひとつの伝説になったと思う。それは間違いない。

でも1995年からもう17年経ってるわけですよ。その間に、無理してわからないものをくっつけないでわかる範囲でつくったり、逆にひらきなおって田舎にひっこんだりする流れが加速した気がします。前者でいえば、やたら魔法が増えました。魔法なら魔法といえば全部嘘が通るから便利。後者はほのぼの系に限らず便利。田舎には神話とか呪術が出しやすい要素がありますし。

別にそういうのを逐一チェックしてるわけじゃないけど、まあそれなりに観てきている中で改めてエヴァを観ると、もうなんていうか、製作陣の理解を超えているものを無理して押し込もうとしてる感があるというか、かっこつけて入れてみた設定に跡付けの理屈をこねくりまわしすぎてせりふも意味わかんなくなってるというかね。なんていうか、劇場化が遅かったなーと思ったわけです。てかすでに劇場版はあったわけだから、遅いってのはおかしいか。

やっぱり、「今、なぜ今エヴァを観なければいけないのか?」ってことを考えないといけないなと思いました。もし自分がプロデューサーならね。当然考えるのは顧客目線です。

たしかにファンはいるし、出せば人数も入るだろうけど、昔のままのエヴァをやっていいのか?という。当時のファンのためのエヴァをつくっていいのか?というね。今、エヴァを知らない層に向けては何もアプローチしなくていいんだろうかと。その答えが宇多田ヒカルだというなら、もう3回死んで来いといいたい。

結局これで、「やっぱりエヴァは昔のがいいよね」ってなったら、エヴァを殺しちゃうことになるわけで。逆に売れたら売れたで、「やっぱりエヴァしかないよね」ってことになるんだけど。「やっぱりエヴァはダメなシンジ君とおなじくらいダメなミサトさんと、狂ったアスカがいないとダメだよね」ていう、西野カナ化、古くは水戸黄門化に陥りますわ。どっちみち地獄しか行き場所がない。

売れればOKというならそれでもいいのかもしれないけど。でもそれを選んだ結果、つくれるものはエヴァに限定される人生って楽しいのかね。

どうでもいいけど、エヴァにも出てきた飛行するビーム兵器を見て、ファンネルを生み出したガンダムもやはり偉大だなということも強く感じた次第です。

以上になります。
今度こそよろしくお願いいたします。

コメント

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