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なりたい姿

日経ビジネスオンラインにまた押井守の連載がのってました。マネーボールの続きです。
これ
しかしこれを読むと、いかに自分の考えが押井守に影響されているかがわかります。

今回のテーマは「優先順位」。仕事、人生、うんぬんにおいて、自分の優先順位は何か?ということ。あれは1番、これは2番ということはあっても、あれもこれも、全部1番!はありえない。外資系金融でバリバリ働いて、でもあたたかい家庭もつくって、というのは可能かもしれないけどかなり難しい。だから自分は何を一番上に持ってくるのか?というのが問われるということ。外資でたくさん稼いでいるから勝ち組とか、貧しくてもたのしく暮らせているからいいとかそういうことではなく、お前が最も大事にするものを持ち続けて、人生を駆け抜けているか?ってことだけが問われるってことです。

SFCでよく聞いた教訓で、(アメリカのどっかの大学で出た話らしい)壷に石を入れたあとに小石を入れて砂を入れて水を入れて、ここから何がわかるでしょう?っていう問いかけがある。答えは「探せば隙間はある」ではなくて、「最も大きなものを最初に入れないと、もう二度と入れられない=人生において一番大事なものを最優先にしないと、小石や砂のような瑣末なものにふさがれて二度と石は手に入らない」ってことだったと思います。これってまさに今回の押井守の話と同じだと思うんですよね。やはり毎度毎度の仕事が大勝負だからこそ、自分と向き合ってるなと思いますわ。

オンリーユーのエピソードとか、高校生の時も読んだけど今はもっと切実に感じます。関係者の話は全部聞いて、スタッフの言うことも全部聞いて、それでできた映画が全然ダメだった。同時上映で相米監督のションベンライダーがやっていて腰が抜け、次は絶対に自分のやりたいことをやると誓ったという話。

今日、新人時代のメンターの方と久しぶりに面談をして長いこと話をする機会があったのですが、「自分が目指している像はなんだろう」というのを改めて口にする機会になりました。が、やっぱりその像って昔から変わってないなーとも思いました。これだけ色々な考え方に触れてきたけど、やはり根本的なところは高校時代から変わっていない。自分が勝負すべき分野、スキル、趣味指向みたいなものを、割と昔から理解していたってことになるんでしょうかね。

世間からのニーズもあり、自分の強みを活かすことができ、なおかつ自分がやりたいと思う分野。それはプログラミングではない。パトでいうところの遊馬とかのポジションではない。やっぱり自分は後藤隊長になりたいと思っています。攻殻でいえば荒巻。でも、後藤隊長とか荒巻になりたいわりに、出たがりなのがまだ青い。

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