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三菱自動車のアレコレ

三菱自動車がまたやらかしたらしい。
社員でもなければましてや経営陣でもないので詳しい話はまったくわからないが、漏れ聞こえる話を総合すると、超内向きで甘えの体質が原因のようだ。
他社にデータを渡すのに、バレないと思ってしまう体質。バレるバレないというより、三菱自動車内で稟議を通すことだけにしか意識が向いていないのだろう。
自社の常識は世間の非常識というやつの典型。そして、何かあっても三菱グループがなんとかしてくれると高をくくっている甘え。過去にもいろいろやらかしているのに、それでも他のグループ会社が「スリーダイヤのプライドにかけて倒産はさせない」みたいに言っているらしいのが意味不明。
そういうことするからここまで脛をかじらせることになったんではないかなと思わせるが、
このグループはこういうものの考え方をするらしい。身売りするなら結局一緒じゃないかと思うが、それがスリーダイヤのプライドなのか。

大学時代に企業倫理の授業をとっていたせいなのか、こういう話には結構考えさせられる。
法を犯す、グレーでもわざわざ踏み越える、人の道に外れることを自分がいる企業がやったときどうするか。個人の職業倫理が問われるようなときにどう行動するか。これから転職が普通になる時代になったとき、かなり大事になってくる気がするんだよな。ニュースで事件を知ったとしても、そのあとの行動は選ぶことができる。
「会社として不正を行っていることを知っていて、なぜおまえは残っているのか。」
「残っているということは、お前は会社の不正を肯定するのか。」
もし外に出ないで残るんだったら、そんな風に問われた時どう返すのか、考えとかないといけないんではないだろうか。
でも自分が経営陣でもないのだったら、わざわざ残るっていう選択肢を取る理由が考え付かない。
もう転職なんかできないというのが理由であれば、もう本当に終わってるとしか言いようがない。詰んでいる。そうならないために頑張って働き、勉強してスキルと経験を積む必要があったのに。
不正を是とするような会社はどんなに頑張って奉公したってどのみち報いてはくれないんだから。
これで会社が残ったとしても、三菱自動車は時価総額の40%が吹き飛んでいるわけで。「資金が厳しいので全社員の賞与カット、給与も半額な。」といわれても一蓮托生、地獄の底までついていきますという覚悟がないなら、「それでも三菱ならつぶれないから」なんて簡単に言えないはず。ていうかそこまでしてついていきたい会社なのかよ、と一度自分の胸に手を当てて考えたほうがいいのではないか。

WW2のナチスとか、日本軍ではないんだから、
「そうするしかなかった。仕方がなかった。」ってことはないはず。
だからこそ、お前は積極的にその道を選んだんだな?て理解されることになってしまう。別にいいんだけどね。なんだかんだ三菱だったら給与も出るんだろうし。それでも想像してみたらいいんだけど、自分の配偶者や子供、両親に対して

「私の会社は不正を働いていたんだけど、そんなもん大したことはないから残ったんだよ。
 世間が勝手に大騒ぎしているだけで、どこもやってることだよ。
 外に出た奴はもっと給料下がって、馬鹿だよね。」
 
って言えるか?
胸を張れないことはやらない方がいいと思うんだよなあ。もちろんそれは自分も例外ではない。自分自身がそういうことやらないようにせねば。

上の話とは全然関係がないが、採用HP上で学生に対するコメント、みたいな欄に糞の役にも立たないようなふわっとしたコメントを書くようなミドルにはなりたくないなと思った。「楽しいことを見つけてください」とか。それだけじゃわかんねえよ。
自分の人生にきちんと向き合って考えて、絞り出したような一言がきちんとかけるようなミドルになりたい。そういうところが適当な人って、自分の人生とちゃんと向き合って考えることをやってない人に見えるので。

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