共通ポイントによってマーケティングを行う、っていう発想が、もう古いのかもしれないなー。Tポイント陣営からファミマが抜けるみたいなことも言われているし、様々な業種を共通ポイントで囲んでユーザをクロスユースさせるというのが、通用しなくなっているのかなー。
ていうか、通用していた時代はあったのかな?10年くらい前はまあ有効だったような気もするけど、結局ポイント乞食を生み出しただけで優良顧客を生み出すことはできなかったのかな。当時はビッグデータとかなんとかで騒がれてもいなかったからデータをとることもできなかったんだろうけど、でも今取れているからといって、たとえば楽天ポイントをフックにツルハドラッグ、マクドナルド、楽天市場での購買履歴をつなぎ合わせて何がわかるというのか。結局広告とかレコメンドに終わるんだよねー今の段階では。
ようするに購買履歴に基づいたその人の推測というか、この人のパーソナルなところはどんなもんなんだよ?という推測の技術がキモになるわけだが、それって購買履歴なのかね?購買行動ってそんなに本人の人となりを表すものなんだろうか?必要に応じて買ってるだけなものも多いし(ドラッグストアなんてまさにそうだろう)、そこで一生懸命分類しても結局「30代男性、夏はビールを買います」とかその程度の知見が再発見されるだけでは…
お前は誰なのか?というのを知るにはどういう技術が必要なのだろう。本当にわからなくてもいい。俺ってそういうやつなのかも、と信じさせ、購買につなげられればそれでいいんだから。詐欺か占いみたいなものなのかもしれない。もしくはコンプレックス商材みたいな。そういう身も蓋もないところに本質があるのかしら。
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