仕事に対してオーナーシップ、当事者意識を多少もてるようになってきたが、なんでそういう風になったのか今ひとつ判然としない。去年の今頃は死ぬほど苦労していたし、年末あたりまで頑張っていたけど全然結果に結びつかなかった。オーナーシップ、当事者意識は大事とは思っていたものの、どうやって持てばいいのか?と感じていた。グループが持ってる資料やらヒアリングシートやらを改善しようと言っても、俺自身は書かないしバージョン管理するわけでもないしなあと思ってしまうと、とたんに頭が働かなくなってしまった。きっと今でもそうなんだと思うが、そうじゃないんだよと思えるようになったのは何がきっかけだったんだろう。
転職活動してうまくいかず、ここでアジャストするしか(しばらくは)道がないぞと覚悟したことは一つのきっかけではあるだろう。もう一つは、ある一つの研修にいったことが理由なきがしている。リーダーシップ研修という、どこでもやりそうな研修の名前ではあるが、そこで紹介されたパワポの2枚目くらいで、「これからはリーダーが自身のバックグラウンドとまったく違う場所でリーダーシップを発揮する機会がますます増えてくる」と出ていて、あっこれ自分が置かれている環境と一緒じゃん…と思ったのであった。例としてナビスコからIBMにいったガースナーさん、アップルからマクドナルドの原田さん、三菱商事からローソンの新浪さんなど。彼らは実際結果を出しているしな。門外漢かどうかではなく、リーダーとして結果を出すためのスキルがあるのか!と(なんでか知らないけど当時)衝撃を受け、だとすると自分は広義のどう業界ではあるわけだし、いけるんじゃないか?文化の違いくらい乗り越えられるのでは?と思った。
彼らはプロ経営者ということはあるけど、自分が全然畑違いの領域でもガーッと勉強して身につけるんだよな。この「勉強して身につける」というのが個人的になんとなく抵抗があって、「事前に勉強しても無駄だろう。業務でぼちぼち身についてくるんじゃないの?」と思っていたのだが、それが許されるのは新人の時くらいで、中途入社にはそんな時間がないのよねというのは転職して理解したこと。一度に複数案件をガーッとまわせるわけでもない、限界があるので、ちゃんと仕組みを勉強しておく必要があるのねと。
なんで気持ちがかわったかというと、ようするに「オーナーシップを持つというのは生まれ持った性質ではなくスキルだ」という風に感じられたことなのかなー。とはいえ、知識をがっと身につけることはスキルであるとはいえ、気持ちの面でも「あたかも自分がその領域が大好きであるかのごとく振る舞う」っていうのもスキルなのか?という気はしている。コンサルやファンドから社長に送り込まれる人なんかは服装や見た目から入って現場仕事までみっちり体験していくというけど、これがやり方なのかねー。でもそうじゃないとヘッドギアつけて脳波コントロールして、みたいな話になっちゃうもんな。難しい。
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