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パワポ芸人として日々苦しんでいる理由を考えてみた

あいも変わらずパワポ芸人の道を邁進している。確かに自分はこれまで「資料を作る」「説明する」「説得する」というスキルは極端に低かったと思う。前職はわりと口頭ベースのホウレンソウ(笑)だったし、そもそも天皇からのオーダーで仕事がうごくので、中間管理職であるGMやチームリーダーに何か説明・説得する必要はほぼなかった。コミュニケーションの70%は報告と相談で、30%が説明・説得という感じかな。それすらも「こういう案件をやります。目的はこれ、予想効果はこう、コストはこのくらい。」みたいに、定型フォーマットがあってその通りに基本やるだけなので(フォーマット通りに整える労力は必要だが)簡単だった。でも今は違うんだよなー。

何が大変なのか?なんとなく見えてきたが…一番大変なのは


「結局、上司の言っていることがころころ変わる」てことなんだよな。

◼️プロジェクトの目的
あるプロジェクトの目的といって聞かされていたことが、数週間たってみたら全然違ったものだったり、上司に聞いてみたらもともと聞いてたことと全然違ってたりする。そもそも、仕事をアサインされたときに目的を伝えられないことが多く(入社直後それで炎上した)、最近は目的を聞くようになったものの、なんか決まってないことも多く… 一時期、別のリーダーに「上司が目的を考えているといったので待ち状態です」と言ったら、「それを待ってないでとりにいくのが筋だ。そもそもお前が目的はこうですと持っていけ」みたいにマジギレされ、唖然としたこともあったな。いやいや、それって上司を無視してますやん、しかもそんなことしてたら組織は回りませんぜ、とひどく驚いた。そのリーダーは今は別組織にいったので関わらなくなり、平和になったが。(別の猛者がいっぱいいて結局平和にはなってない)

◼️偉い人のお気持ち
このプロジェクトは偉い人の肝いりということで始まったのに、いろいろ調べて報告した際、妙に温度感が低くつっこまれまくりという状態に。何かおかしいぞと思っていたら案件はペンディングに。その後、そもそも偉い人がこの案件について特に問題意識を持っていないということが漏れ聞こえてくる。まあ、あるあるなのかもしれないが、見事にはしごはずされたなーという感じでなんか逆に晴れ晴れした気持ちになった。しかもそれを伝え聞いただけというね。お前で言わんのかい。

◼️話の前提
仕事を進める上で、前提となることってある。先に出したが目的とか、課題感とか。その辺を合意して先に進むのだが、どうもこの前提ってのがよくなかったことにされるわけで。

私「○○を◼️◼️にするための案としてこれを考えてきました。」

上司「そもそも、なんで○○を◼️◼️にしないといけないんだっけ?」

いや、それあなたが言ったんじゃん…なんでそれを俺が裏付けないといけなくなってるのか。。。みたいな。

なんかこういうこと繰り返されると、もう完全にびびりながら資料なり説明なり考えざるを得ない。どこまでを前提として考えていいのかまったくわからない。全然想定していなかったロジックをひっくり返されるので、正直すべてのことについて言い訳を用意しないといけない。。非効率すぎる。その結果、職場ではびこる「他社事例」のオンパレードになるわけなのか。。。

以上です。

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