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クリエイターの本は参考にならない?

広告代理店のクリエイターたちのインタビュー集を読んだ。奥さんが宣伝系の仕事をしているので、仕事の理解をしようと思って買ってみた。もともとデザインとかそういう系に憧れがあることもあり、読んでみたのだが、なーんか参考になりそうでならないなという風に思った。広告代理店とか、建築家とかの本はだいたいそんな感想になる気がする(なのに買っちゃうのが悲しい)。

なんでかなーと考えてみて、結局、お題に対する結論が出るまでのプロセスがブラックボックスだからかな?と思った。再現性がない。缶コーヒーを飲む人たちに対して元気付けるようなものを〜と言われて、「明日があるさ」と歌うとか、お題に対していきなり結論が出てくるというプロセスなのだよな。その過程に対して、こういう状況でーとか、こういうことを考えててーというのを知るのは面白さもあるけど、結果、「それが出てくるんかい!」という感じで。一般人には一足飛びにものがでてきましたよという印象。こういうのって、笑点とかIPPONグランプリとかの芸人さんと一緒なんだよな。やっぱ芸の一種。だから真似できない。だから広告代理店の人の企画術とかいくら読んでもさっぱり覚えていない。同じことやっても同じものは出てこないもん。

あと広告代理店の場合、なんていうか、出てきたものが世の中に直接評価されているわけじゃないっていうのもなんか違うかなーっていう気がする。CMを納品しても売り上げに対して責任を負うわけじゃないし、広告賞って内輪の評価だし。だからこそ、この本に出てくるCMはたしかに印象的だし覚えているけど、本当にこれは良いものなの?という疑問が拭えない。

でもこの人たちがやりたいことできるのは、コピーだったりグラフィックだったり、自分でものがつくれることなんだろうなー。Demo or die って言葉がweb業界にはあるけど、それができてる。結果広告の良さなんて説明できないからものを見せちまえ、という理由でそうしてるならそれは正解なんだろう。もので説得するしかないもんな。それはweb業界でも同じだ。


なんか文句ばっかりになったけど、今後はこういうの買うのは控えようw


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